10月25日、浙江省の預金者の繆小蓮さんは、入院する自身の写真を公開した。「私には手術をするお金がない。このまま自宅で死を待つしかない」と書き残した。写真は、病床に横たわる繆小蓮さん。(NTD新唐人テレビの報道番組よりスクリーンショット)

銀行預金の凍結で、追い詰められる人びと 死を待つ病人や自殺に走るケースも=中国

河南省と安徽省の複数の銀行は昨年4月中旬以降、顧客の全ての預金を凍結した。預金者が受けた被害の規模は400億元(約8172億円)。影響は約40万人に及んだ。

ある日突然、銀行に預けたお金が「凍結」されて引き出せなくなった。庶民にとって貴重なお金を、銀行に奪われたも同然だ。そのような状況が約600日続いた今、被害を受けた千人を超える個人や事業主たちが絶望的な状況に直面している。

彼らはこれまで、政府当局や銀行保険監督管理委員会(銀保監会)に訴え、銀行に対して預金の返還を求めてきた。しかし求めるたびに、当局から暴力を振るわれ、逮捕されるなどの容赦ない弾圧を受けている。

▶ 続きを読む
関連記事
14回も未払い賃金の支払いを求めた末、爆発事件を起こした中国の30代男。ところが当局が真っ先に消したのは、事件の背景を伝える記事や情報だった。ネットでは「第二の楊佳」との声も。中国当局が本当に恐れているものとは何なのか
中国の不動産市場が長期低迷するなか、海外投資家が中国で保有する商業施設やオフィスビルを、取得価格を大幅に下回る水準で売却する動きが広がっている
告発の手紙まで検閲。中国・陝西省で、郵便局が北京宛ての郵便を開封・検査し、役人名入りの手紙は発送を認めない実態が明らかになった
北京の周囲に有刺鉄線、道路は封鎖、検問も強化。政府が恐れているのは外国の軍隊ではなく、自国民
中国AIの躍進は技術革新か、それとも米技術の流用か。米研究者が警告する「蒸留攻撃」の実態とは。