「春運」の今、さまざまなモノを利用して荷物を運ぶ人々。緑のゴミ箱、塗料バケツに麻袋、段ボール箱など、何でもありのようだ。(SNSより)

使えれば何でもOK? 他人の目なんて気にしない、中国の「春運」風景

旧暦(農暦)の正月休みを意味する「春節」は、中国共産党が1949年につくった言葉である。つまり、もともと中国に「春節」という名称の節句があったわけではない。

もちろん中華圏の人びとは伝統的な旧暦の正月を重視し、家族や親族が集まって盛大に祝う。この日(時期)は年越しであるため、昔から「過年(グオニェン)」と呼んで来た。中共がつくった政治用語である「春節」には、伝統的な年越しの意味は全くない。

ところが今では大陸中国だけでなく、シンガポールやマレーシアなど華人が多い東アジアの中華圏で広く使われているばかりか、日本の各メディアもそれに倣うかたちで「春節」を使っている。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平の健康状態をめぐり再び注目が集まっている。米メディアは、訪米時に中国側が5時間の休憩時間や専用休憩室を求め、歩行距離や立っていられる時間まで考慮して日程を組んだと報じた
中国共産党の機関紙が10日連続で中国経済に関する署名記事を掲載した。内需や消費の弱さを認める一方、分析では「9・29」景気刺激策の効果は限定的で、短期的な大規模追加策の可能性も低いとの見方が出ている
サクランボの木が大量に枯れた。原因を追及した農家だけでなく、助けた弁護士や記者まで拘束。中国・大連で何が起きているのか
中国で銀行再編が加速している。2025年には670を超える銀行が閉鎖され、銀行数は4年間で23%減少。不動産不況や低金利、デフレに加え、3兆ドル規模ともされる「隠れ不良債権」が地方銀行の経営を圧迫
米FBIが、中国政府の指示を受けて情報収集を行っていた疑いのある女を逮捕。監視対象は台湾・頼清徳総統の息子とその家族。自宅や車を撮影し、中国側に情報を報告していたという