イメージ画像、HiPhi(高合汽車)。(Lintao Zhang/Getty Images)

中国の高級EVメーカー「HiPhi」 販売台数低迷により、半年間の生産停止へ

中国の新興EV電気自動車)メーカーである華人運通(Human Horizons)のプレミアムブランド「HiPhi高合汽車)」は18日、同日から「6か月間の生産停止」を発表した。中国メディア「界面新聞」が報じた。

これに先立ち、HiPhiは給料の支払い延期や年末ボーナスの全面カット、全従業員の給与減額などについて発表している。また、多くのサプライヤーへの支払いに遅延が生じていることも、中国メディアによって伝えられていた。

2019年に高級EVブランドとして設立されたHiPhiは、販売台数の低迷が続いていることで知られる。

「世界最大のEV市場」といわれている中国では、中共政府の補助金によってEV産業が急成長を遂げた。

しかし、その後の経済の減速による国内需要の停滞、貿易摩擦の激化による輸出見通しへの悪影響から2019年には約500社あったEVメーカーも、いまや100社前後へと減少している。

中国EVについては、米国で成立したインフレ抑制法(2022年)により米国への輸出が事実上閉ざされたこともあり、顧客獲得に熾烈な販売競争が繰り広げられているのが現状だ。

関連記事
このほど、雲南省の街中で、交通警察が走る車を止めるために、「当り屋まがい」なことをしたことがわかった。
元第8空軍司令官のE・G・バック・シューラー氏は、「Defense post」に掲載された最近の記事で、米国の自動車メーカーにガソリン車の販売を中止させ、電気自動車(EV)への切り替えを強制することを目的としたEPAの新しい排ガス規制は、米国を中国の言いなりにするだろう」と警告した。
2024年5月1日~3日、中国湖北省随州市の数千人の住民は政府による「葬儀改革政策」の廃止を求めて街に出た。
2024年5月8日夕方、中国河南省信陽市で小学生41人が学校で夕食を摂った後に嘔吐と下痢などの食中毒を疑う症状が現れたことがわかった。
2024年5月9日、「小学校2年の息子が学校の昼休み時間に異常な死に方を遂げた、学校に説明を求めるも現地公安によって殴打された」と訴える母親の動画や画像が中国のネット上で検閲に遭っている。(母親が発信した動画より)