砂糖断ちで体が劇的に変わる!10の驚くべき効果

甘くて心地よい糖分に慣れていると、砂糖(砂糖の添加)を断つのは耐えられないでしょうか?砂糖をやめた後の利点を考えれば、それは価値があると思うかもしれません。

「あなたの体は砂糖を必要としていない」と、2型糖尿病の回復に長期間注目している腎臓病専門の馮子新氏は大紀元のインタビューで述べ、砂糖を断った後、あなたの体には予想外の変化が起こると言っています。
 

1か月砂糖を断つ 10の大きな利点

1、エネルギーがより充実し、持続する

「私はよく砂糖を『大きな詐欺師』と呼んでいる」と、カイロプラクティック医師であり、『間欠的断食ダイエットガイドとレシピ』の著者であるベッキー・ギラスピー氏が、大紀元のインタビューで語りました。摂取した砂糖は迅速に単糖に分解され、人に一時的なエネルギーの爆発をもたらしますが、「その後、それはすぐに反転して、そのエネルギーを私たちから奪ってしまう」と彼女は述べています。

ギラスピー氏によると、砂糖の摂取を停止した最初の数日間は、少し不快感を感じるかもしれません。これは、体が砂糖から提供される迅速なエネルギーに依存してきたため、砂糖に対して渇望が起きるからです。しかし、炭水化物やその他の栄養を天然食品や全粒穀物から摂取するように切り替えると、体は徐々に安定して持続的なエネルギーを得るようになります。

多くの人が砂糖を断った後に、より多くのエネルギーを感じると報告しています。体は迅速に調整し、代替の利用可能な燃料を探し始め、「より優れた糖分燃焼からより優れた脂肪燃焼へ」切り替えていきますと、ギラスピー氏は述べています。エネルギーは大きく変動せず、代謝がより柔軟になり、食欲も穏やかになります。

「あなたの体は完全に一新され、砂糖を必要としない体になる」と馮子新氏は述べています。
 

2、インスリン抵抗性の軽減

血糖値が安定することは砂糖をやめた後の必然的な利点であり、さらに素晴らしいことに、インスリン抵抗性も軽減されます。

大量に砂糖を摂取すると血糖値が上昇するため、膵臓は血糖値を下げるためにインスリンを分泌します。インスリン抵抗性は、体がインスリンの持続的な分泌によりインスリンに対する感受性を失ったときに発生します。

2019年に『高級臨床試験医学』誌に掲載されたレビュー研究によると、インスリン抵抗性の罹患率は異なる集団でも10~30%に達しました。

南カリフォルニア大学の早期の研究によると、添加糖の摂取量を40グラム減らし、添加糖の摂取カロリーを5%減少させることで、インスリンの分泌が20%下がりました。また、アメリカ国立健康栄養調査(NHANES)データベースに基づく別の研究では、約1カップの加糖飲料を摂取すると、インスリン抵抗性が6%上昇すると示されています。

空腹時のインスリンはインスリン抵抗性を測定する指標の1つで、2500人の成人を対象にした研究では、加糖飲料を飲まない人は飲む人よりも空腹時のインスリンが低いことが示されています。
 

3、炎症と痛みの改善

砂糖をやめた後、「最も素晴らしいことは、痛みが消えたことだ」と、かつて非常に重い関節痛と筋肉痛に悩まされていたある写真家がギラスピー氏に感謝を述べました。終日の立ち仕事の写真撮影をほとんど諦めかける程の痛みでしたが、今では痛みが消え「52歳のパットはまるで35歳のよう」とメッセージに書いていました。

大量の添加糖は体内で炎症を促進する物質を放出します。英国の成人約1万人を対象にした研究で、飲料や紅茶、コーヒー、シリアルから多くの砂糖を摂取する人は、血中の炎症マーカーのレベルが高いことが示されています。

免疫学の研究によると、糖分の過剰摂取が人間の炎症性疾患に与える影響は解決が急がれる問題で、食事中の高レベルの糖分は、関節リウマチ、多発性硬化症、乾癬、炎症性疾患、そして低度の慢性炎症を引き起こす可能性があります。

人間の炎症性疾患、特に関節炎に対して、糖分の過剰摂取が影響を及ぼします(ALEKSEY SHVEDOV / PIXTA)

 

4、減量が容易に

砂糖をやめた後、減量が容易になります。

アメリカのフィラデルフィアで臨床心理学者として活動するジェシカ・ルッソ(Jessica Russo)氏は大紀元のインタビューに答えました。ある過食症で肥満の患者が、添加糖やその他の精製された炭水化物をやめた後、1か月で10ポンド(約4.5キログラム)の体重減少を達成したと語っています。

ギラスピー氏に、54ポンド(約24.5キログラム)の減量に成功した人が自分の体重の大部分は真剣に砂糖をやめることにより減らしたものだと言いました。

砂糖はインスリンの分泌を刺激し、高いインスリンレベルは脂肪の蓄積を促進します──これが、インスリン抵抗性が減量を困難にする理由です。しかし、低糖食を取り入れると、インスリンレベルが低下し、細胞からの脂肪の放出が促されます。

「英国医学雑誌」に掲載されたメタ分析は60以上の研究を評価し、砂糖の摂取を減らすことで平均して人の体重が0.75キログラム減少すると指摘しました。また、12万人を対象とした前向きコホート研究では、甘味料入り飲料の摂取が4年間で平均1ポンドの体重増加をもたらし、食事から添加糖の飲料を除外することで、毎年約25%の体重増加を防ぐことがわかりました。

砂糖を断つことで、減量がより容易になります(Luce / PIXTA)

 

5、精神状態が改善する

「砂糖はビタミンBを消耗し、ビタミンBは人間の脳にとって非常に重要だ」とルッソ氏は述べています。ビタミンBが不足すると、認知機能が低下し、思考能力も低下します。これが砂糖を摂取するとイライラする原因の1つです。

さらに、うつ病や不安症は炎症と関連があり、砂糖を断つと炎症が減少し、人はよりリラックスし、希望に満ちた気持ちになれるとルッソ氏は言います。私たちは普段から少し注意を払うだけで、このような違いに気づくことができます。気分が悪い時は、砂糖を摂取したことが原因ではないかと振り返ってみることも大切です。

2023年に「Frontiers of Public Health」に掲載された1.6万人のアメリカ成人を対象とした研究によると、食事での総糖摂取量が多い人は、うつ症の発症率が高くなると報告されました。総糖摂取量が最も高い人は、最も低い人と比べてうつ症のリスクが50%高く、これと類似の結論は他のメタ分析コホート研究でも確認されています。
 

6、味覚が敏感になる

甘味の少ない食べ物に慣れた後、人はそれほど甘味は必要ないと感じるようになります。

「人が砂糖を断つとき、最も驚くべき事の1つは、砂糖への味覚の感受性が失われることだ」とギラスピー氏は言います。ルッソ氏も、多くの人が砂糖の摂取を減らした後、再び甘いものを食べると、それがあまりにも甘すぎて、美味しくないと感じると指摘しています。

これは、高糖食のときには大脳の化学反応や知覚が甘さに対して鈍感になるためです。砂糖を避けると、これらの器官が再び敏感になり、少ない砂糖で満足感を感じるようになります。

「砂糖をやめることは、以前は好きではなかった食べ物に新しい味の世界が開かれる」とギラスピー氏は自身の経験を例に挙げて語りました。彼女が若い頃は砂糖に重度に依存し、肥満でした。当時の食事には絶対に芽キャベツやザワークラウトなどの食材が含まれることはありませんでした。しかし、添加糖をやめてから、これらの食材が気に入り美味しいと感じるようになりました。

砂糖をやめた後、多くの健康食品がとても美味しく感じられるようになります(Mills / PIXTA)

 

7. 脂肪肝疾患を軽減または回復させる

大量の砂糖の添加が脂肪肝を引き起こしますが「本質的には果糖の代謝方法が原因」と馮子新氏は述べています。

一般的に「砂糖」と言われるものはショ糖で、1つのショ糖分子は1つのグルコース分子と1つの果糖分子で構成されています。体のすべての細胞がグルコースをエネルギーとして利用できる一方で、果糖は体内のどの細胞にも使用できないため、直接肝臓に送られ、そこで一部が脂肪に変換されます。

「果糖や精製糖は通常の砂糖よりも体によくない」と馮子新氏は強調し、「エンプティカロリー(カロリーは高いが栄養は空っぽ)や普通のデンプンよりもさらに悪い」だからこそ脂肪肝のさらなる進行を防ぐため砂糖をやめることは、非常に重要です。

『胃腸病学』誌に発表された子供と青少年を対象とした研究では、総カロリー摂取量が同じ場合、9日間にわたり果糖摂取量を減らす(全カロリーの4%に制限)ことで、肝臓脂肪を減少させることができ、中央値は7.2%から3.8%に低下しました。肝臓での果糖からの脂肪の合成が大幅に減少し、また、8週間の添加糖摂取を制御した試験では、被験者の肝脂肪生成が35~24%まで減少しました。

2017年に「英国医学」雑誌に発表された研究では、砂糖の添加を20%減らすことで肝臓の脂肪変性、脂肪肝炎、肝硬変、および肝がんの発生率が50%減少することが示されました、また摂取量を50%減らすと、このプラス効果は比例して増加することを示しています。
 

8、腸の健康と免疫力の向上

多くの人が気づいていないかもしれませんが、胃腸の不調や頻繁な風邪は、過剰な砂糖の摂取が原因である可能性があります。

研究によると、食事中の砂糖は腸内の免疫細胞に影響を与え、有益な細菌に代わって病原菌が優勢になります。さらに、大量の砂糖を摂取することによる毒素を処理するため、体は腸内フローラを変化させ、本来のバランスを崩します。これにより、腸壁の完全性と腸粘膜の免疫機能が低下します。また、過剰な砂糖の摂取と高血糖は腸の透過性を高め、腸の防御能力を損ない、感染リスクを高めます。

ルッソ氏は、砂糖を摂取すると体内の亜鉛の含有量が減少することも指摘していますが、亜鉛は免疫システムにとって非常に重要です。これらの影響は、砂糖の摂取を控えることにより改善される可能性があります。
 

9、若々しい肌

もっと若く見られたいですか?顔や肌のシミを消したいですか?砂糖をやめることが、最も簡単で費用対効果の高い方法かもしれません。

体内で糖とタンパク質が反応し、糖化最終生成物(AGEs)を生成します。これらの糖化最終生成物は、一部を除いてほとんどが体に有害で、体内の組織に蓄積されます。

また、時間が経つにつれて、黄ばみや色素の沈着、弾力の低下、シワの増加と深さなど皮膚に様々な問題が出てきます。

糖化最終生成物は、内部から皮膚の変化を引き起こし、傷の治癒を妨げ、皮膚細胞を劣化させると炎症を誘発します。砂糖の摂取を少なくすると、肌をより健康で若々しく保つことができるだけでなく、体内の毒素を減少させ、加齢による疾患を避けることができます。

さらに、糖化最終生成物は神経退行性疾患、動脈硬化、慢性炎症性疾病など、多くの加齢に関連する疾患と関連しています。インスリン抵抗性や糖尿病がある場合、糖化最終生成物の蓄積が加速し、多くの合併症を引き起こします。砂糖を断つことで、肌だけでなく全体的な健康も大きく改善されるでしょう。

顔や肌のシミを消したいですか?砂糖を断つことが、最も最も簡単で費用対効果の高い方法かもしれません(Luce / PIXTA)

 

10、慢性代謝病のリスク低減

砂糖をやめてしばらくすると、血液中の様々な指標が改善されることに気づくでしょう。これは果糖の摂取量の減少に関連する血中指標の改善が関連しています。

しよ糖は半分が果糖であり、加工食品に広く添加されている高果糖コーンシロップは、果糖の含有率が42~55%にもなります。臨床的な証拠によると、高果糖の食事は血脂異常や関連する代謝疾患を引き起こします。

さらに、果糖が肝臓で代謝される過程で尿酸が増加し、血中の尿酸値が高くなると痛風の前兆となります。大規模な前向きコホート研究では、砂糖入り飲料の定期的な摂取や高い果糖摂取量が、高尿酸血症と痛風のリスク増加に関連していることが確認されています。

食事による砂糖の摂取は多くの内分泌および代謝問題と有害な関連があるため、2023年に「英国医学」雑誌に公表された総説研究では、「食事による砂糖の摂取量と任意の健康結果との間に有益な関連性があるという信頼できる証拠はない」と直接提言しています。

李路明