イラン大統領ら搭乗ヘリ墜落 大統領と外相が死亡
5月19日、イランのイーブラーヒーム・ライシ大統領が搭乗していたヘリコプターが、イラン北西部の東アゼルバイジャン州の山岳地帯で墜落した。この事故は、ダムの開所式典に出席した後の移動中に発生した。20日、イラン国営メディアによるとライシ大統領とアブドラヒアン外相が、搭乗していたヘリコプター墜落で死亡した。
救助隊はトルコの無人機の支援を受け、残骸の熱源が特定されたが、現場が高地であることと悪天候のため捜索作業を難しくしている。救助活動にはロシアからも支援があり、プーチン大統領は救助隊の派遣を指示され、両国の連携が強調されている。一方で、米国と日本はこの事故の状況を注視し、必要に応じて支援を検討する姿勢が示されている。
ライシ大統領は、保守強硬派として知られており、司法府での重要な役割を経て、2021年にイランの大統領に就任した。彼の政治的立場は、イランのイスラム体制の維持と地域における反欧米感情を強化することに重点を置かれていた。
関連記事
シリア政府は10日、トランプ米大統領との会談を受け、過激派組織「イスラム国(ISIS)」の掃討を目的とするアメリカ主導の国連軍に参加することで合意した。シリア政府関係者が明らかにした。
トランプ大統領は10日、ホワイトハウスでシリアのアフマド・シャラア大統領と会談した。シリアの国家元首が独立後にホワイトハウスを訪問するのは初めてで、両国は制裁解除や関係改善を中心に協議した。
アフガニスタン北部でM6.3の地震が発生し、少なくとも20人が死亡、320人が負傷した。被害状況の全容は未把握で、今後拡大の可能性もある。政府は救援活動を進めている。
トランプ米大統領はイスラエルを訪れ、イスラエル国会で演説を行い、その後エジプトに赴いて、イスラエルとガザ地区の長期平和を確保するための協定に署名した。
イスラエルとイスラム組織ハマスは9日、ガザ地区の停戦と人質解放を進めるための「第1段階合意」に署名した。停戦は24時間以内に発効し、ハマスは72時間以内に人質を解放する見通し。