牛脂VS植物油
牛脂が見直される理由、植物油より優れている点とは
アメリカの保健長官ロバート・ケネディは、ファーストフード業者に対し、フライドポテトの調理に植物油の代わりに牛脂(ヘット)を使用するよう呼びかけました。では、牛脂は本当に植物油より健康的なのでしょうか? この記事では、食用油脂を見直し、より健康的な選択をするための手助けをします。
ここ数十年、植物油は健康的な食事の代名詞とされてきました。ひまわり油、菜種油、ブドウ種油などには不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。しかし、多くの精製された植物油はオメガ6脂肪酸を多く含み、高温調理によって酸化しやすくなります。その結果、過酸化脂質やフリーラジカルが生成され、これらの物質は慢性炎症や心血管疾患、さらにはアルツハイマー病のリスクと関連していると考えられています。
研究によれば、オメガ3、オメガ6、オメガ9を含むと表示された市販の植物油は、加熱時間が長くなるにつれて多価不飽和脂肪酸が大きく分解され、代わりに飽和脂肪酸やトランス脂肪酸が増加する傾向があります。トランス脂肪酸の過剰摂取は、心血管疾患やインスリン抵抗性のリスクを高めるとされています。
関連記事
妊娠中の母親の食生活が、子どもの自閉症リスクを22%低下させる?大規模追跡研究で判明した、胎児の脳発達を守る栄養素とエピジェネティックな仕組み。欧米型から地中海風の食事への転換や、妊娠時期に応じた必須栄養素の摂り方を専門家が伝授します。
コーヒーは腸内細菌を通じて、気分や認知機能、炎症に良い影響を与える可能性があります。カフェインレスでも一部の変化が確認されました。
塩辛くない食パンや飲料にも、ナトリウムが隠れていることがあります。腎臓を守る減塩のコツを解説します
子どもの毎日の食事が、成長だけでなく脳の発達にも関わっているとしたら?チキンナゲットや甘いシリアルなどの超加工食品と、幼児の脳構造との意外な関連が研究で明らかに。親ができる食生活の見直し方も紹介します。
トウモロコシは甘いだけではありません。腸、目、抗酸化を支える栄養から、選び方・調理・保存のコツまで解説します