イメージ画像。(Shutterstock)
全盛期165店舗の高級ジムチェーン 残ったのはわずか2店

中国フィットネス業界に異例の「閉店ラッシュ」 全国規模で拡大中

中国のフィットネス業界で、かつてない規模の閉店ラッシュが続いている。

全盛期に全国165店舗を展開していた高級ジムのチェーン店「威爾仕(Will’s Gym)」も2025年7月時点で営業しているのは上海市内のわずか2店舗だけだ。2024年10月に始まった「閉店ラッシュ」以降、同チェーンの消費者窓口には返金を求める申請が累計で1万件近く寄せられ、全国で数万人が返金を待ち続けている状況となっている。

多くのジムの年会費制は「ポンジ詐欺」に似た構造だ。これは、新規会員から先に集めた会費を、既存会員のサービスや返金に充てる仕組みで、常に新しい会員を獲得し続けなければ維持できない。経済が低迷し新規会員が減れば、資金の流れはたちまち途絶え、運営は行き詰まる。

▶ 続きを読む
関連記事
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した