上海のピアノ教師が語る 「生徒激減と値切りの時代」
中国「ピアノブーム」終焉 富裕層すら学費を値切る時代に
中国経済の低迷は、かつて中産階級のステータスとされたピアノ教育にまで影響を及ぼしている。
上海の若手ピアノ教師は、「生徒が急激に減少し、教室も縮小を余儀なくされている」と苦しい現状を語る。北京の教室でも生徒数はピーク時の半分以下に落ち込み、親たちは先払いを避けるなど、習い事を続ける余裕を失っているという。
2010年代の中国は、世界最大のピアノ市場だった。英誌『エコノミスト』によると、ピーク時には4千万人以上の子どもがピアノを習い、世界全体の約8割を占めていた。年間販売台数は40万台を突破したのに対し、同時期のアメリカはわずか3万台にとどまった。教師や教室は活況を呈し、業界全体で巨額の利益が上がっていた。
関連記事
きょうは、小さな玩具が巨大企業を怒らせてしまった、不思議なお話。ファーウェイと「竹ゼミ事件」
中国で遺言書を作る若者が急増。30歳未満の作成者は前年比42.3%増、平均年齢も13年連続で低下している。友人の事故を機に公証処を訪れる若者や、ゲームアカウントの相続を望む人など、財産分与だけでなく思いや人生の記録を託す新しい遺言のあり方が広がる。
東京大学教授が「六四天安門」の5文字をサイトのソースコードに埋め込み懲戒処分に。民間シンクタンク「インド太平洋戦略シンクタンク」の執行長・矢板明夫氏は「最大の皮肉は北京にある」と指摘。中共のネット検閲がなければ、この5文字が入試情報を遮断することもなかったと語った
プラダは今後2~3年間、中国で毎年2~3店舗の直営店を閉鎖する方針を示した。グッチやカルティエ、ルイ・ヴィトンも店舗網を縮小
気付かぬうちに広がる対中依存。中国共産党は大型投資から地方浸透へ戦略転換。電力、交通、監視網を通じ、中南米で影響力を拡大している