イメージ画像。 (Johannes Eisele/AFP/Getty Images)
誰も金を借りなくなった

将来不安が止めた消費 中国

中国で今、お金を借りる人が急激に減っている。2025年の家計向けの新規融資は、7年前と比べて約9割も減った。

一方で、預金は大きく増えている。銀行にはお金が積み上がる一方で、貸し出しは伸びない。預金の増加は貸し出しの33倍に達し、人々は「借りて使う」より、「使わずにためる」行動へと変わっている。

この変化の背景には、収入の伸び悩みがある。所得の増え方は過去より鈍く、将来への不安が強まっている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国経済が不振にあえぐ中、習近平は米国とのハイテク競争に突き進んでいる。英独メディアは、その姿をソ連末期の宇宙競争になぞらえ、経済をさらに圧迫する危うい賭けだと指摘
戦狼に対抗するのは「戦猫」だった。台湾の蕭美琴副総統が本紙の独占インタビューで語る対中戦略の真髄。柔軟さと鋭い爪で圧力に向き合う外交の新モデルとは
中共は外資誘致に向けた新措置を打ち出したが、対中直接投資の減少は続いている。4月に公表した「産業チェーン・サプライチェーン安全規定」が外資企業の警戒感を強め、撤退を加速させているという
中国で「民族団結進歩促進法」を7月1日から施行する。同法について中共政府は、「中華民族共同体意識」を強固にし、各民族の合法的権利を守るための法律だと説明しているが、真の目的は何だろうか
今年も「We are sorry」の季節がやって来た。豪雨で混乱する中国の空港では、この謝罪放送が利用客の間で「空港専用BGM」と呼ばれている