中国で今、お金を借りる人が急激に減っている。2025年の家計向けの新規融資は、7年前と比べて約9割も減った。
一方で、預金は大きく増えている。銀行にはお金が積み上がる一方で、貸し出しは伸びない。預金の増加は貸し出しの33倍に達し、人々は「借りて使う」より、「使わずにためる」行動へと変わっている。
この変化の背景には、収入の伸び悩みがある。所得の増え方は過去より鈍く、将来への不安が強まっている。
さらに、すでに多くの人が借金を抱えている。特に25〜40歳では負債率が約9割に達しており、住宅ローンなどの負担で自由に使えるお金が少ない。
実際、買い物に使う短期のローンは減少しており、消費の弱さがはっきり表れている。
企業側も同じだ。投資は減り、個人も企業も「先が見えない」と感じて動かなくなっている。
本来、将来に安心感があるとき、人はお金を借りて家や車を買い、消費や投資が活発になる。だが今の中国では、その動きが止まりつつある。
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