2024年5月26日、静岡県御殿場市の東富士演習場で行われた実弾演習で、陸上自衛隊の装甲車両から発射される兵器(YUICHI YAMAZAKI/AFP via Getty Images)

日本 初の長距離打撃能力へ 中共抑止を本格化

政府は3月31日、熊本県熊本市の陸上自衛隊健軍駐屯地に、長射程ミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」を配置したと発表した。

小泉防衛相は記者団に対し、「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面する我が国にとって抑止力・対処力を強化するうえで極めて重要な取り組み」と述べ、これは自国を守り抜くという日本の固い決意と能力を示すものだと強調した。

12式能力向上型は、従来の約200キロから約1千キロへと射程が大幅に延長されている。これにより、東シナ海の広範囲に加え、中国沿岸地域の一部も射程に収めることになる。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の呉釗燮・国家安全会議秘書長は、中国共産党(中共)軍が空母「遼寧」の打撃群など複数の艦艇を出動させ、東アジアの「第一列島線」以東の海域で軍事演習を行っていると明らかにした。
日米共同統合演習「キーン・ソード27」が過去最大規模で実施。南西諸島に対艦ミサイルや長射程火力を展開し、宇宙・サイバー領域を含む全領域での連携強化を図る
元海上自衛隊幹部の山本勝也氏は20日、日本は米国と同盟関係にあるものの、中国(中共)が日本の沿岸領土で展開する「グレーゾーン」戦術への対応は、日本が主導しなければならないと述べた。
中共軍の無人機2機が10月19日、沖縄本島と宮古島の間を通過した。同区間の無人機通過の公表は今年度初。16~18日には艦艇7隻も通航し、20日も有人機の飛行が相次いだ。小泉防衛相は無人機への対応の必要性を強調した
防衛省ファンディングへの大学などからの応募が291件に達し、2年前の約7倍となった。小泉防衛相は「大学・学術界の姿勢は明らかに変わった」と述べた