台湾の呉釗燮・国家安全会議秘書長は、中国共産党(中共)軍が空母「遼寧」の打撃群など複数の艦艇を出動させ、東アジアの「第一列島線」以東の海域で軍事演習を行っていると明らかにした。
呉氏は、台湾軍が関連動向を厳重に監視していると強調し、日本、台湾、フィリピンが現在、明白な共通の安全保障上の脅威に直面していると指摘した。
呉氏はSNSのXに、東アジア海域における中共海軍の艦艇や、中共海警局、海事局などの法執行船・公務船の展開状況を詳しく記した海域情勢の概念図を投稿した。
図によると、九州西方の海域からフィリピン海、すなわち第一列島線以東の西太平洋海域に至るまで、中共の軍艦や公務船が活発に活動している。また、東シナ海、台湾海峡、南シナ海などの重要な水路でも、多数の中国艦船の動きが確認されている。
公表された動向情報によると、空母「遼寧」の艦隊は現在、フィリピン海付近の海域に位置している。台湾本島の北西、南西、東側の周辺海域でも、中共海軍の艦艇が任務に当たっている。さらに、中共海警局の船舶や海事公務船も、台湾東方の太平洋海域に頻繁に姿を見せている。
呉氏は、中共の空母打撃群が第一列島線東側の遠方海域で演習を行っていることは、その海上軍事力が外洋へと一段と拡大していることを示すと指摘した。「われわれは、その軍事動向を強く注視している」と述べ、こうした大規模な海空演習は単一の地域を対象とするだけでなく、日本、台湾、フィリピンなど周辺の国・地域にも、直接的かつ明白な安全保障上の圧力を与えていると警告した。
『ニュース直撃』制作チーム
責任編集:劉明
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