(新唐人テレビのスクリーンショット)

馬興瑞が失脚 ロケット軍整粛の波が政治局に波及か

中国共産党の公式メディア新華社は3日、政治局委員の馬興瑞が重大な規律違反および違法行為の疑いで調査を受けていると発表した。これにより同氏は事実上、失脚したと見られる。

馬興瑞は習近平党首の側近とみられ、広東省および新疆ウイグル自治区のトップを歴任した。本期の共産党指導部において、失脚した政治局委員はこれで3人目となる。分析では、本件は航空宇宙系統の整粛および派閥間の権力闘争に関係し、さらに現職の政治局常務委員にまで波及する可能性があると指摘している。中共政府の指導部内部の混乱は拡大を続け、政局は文化大革命以降で最も不安定な局面にあるとされる。

馬興瑞の失脚をめぐるうわさは、すでに約半年にわたり流布していた。馬興瑞が最後に公の場に姿を見せたのは2025年10月の第4回中央委員会全体会議であり、その後は消息を絶っていた。正式発表までに約半年を要したことは、中南海(中共の権力中枢)内部で激しい権力闘争が行われているとの見方を一層強めている。

▶ 続きを読む
関連記事
かつて世界が推進した「ネットゼロ」政策は、欧州の電力不足やエネルギー危機を機に見直しを迫られている。本記事では専門家の指摘やテック企業の方針転換を交え、極端な気候変動対策と現実の乖離を浮き彫りにする
世界の注目を集める米国の債務問題。しかし真の火種は、隠れた巨額債務と成長力欠如を抱える「ユーロ圏」にあるかもしれない。中央銀行の買い支えも限界を迎えるなか、次の国家信用危機の震源地となるリスクに迫る
原爆投下から81年。米国の決断は「悪魔の所業」だったのか、本土決戦を回避し無数の命を救う苦渋の選択だったのか。当時の軍事的・地政学的背景を再検証し、現代の独裁政権による核の脅威と兵器の本質に迫る
米海軍が射程460キロとされる新型超長距離空対空ミサイルAIM-424「マリス」の飛行試験を開始。F-35Cへの搭載やAIM-174Bとの役割、西太平洋の航空戦力バランスへの影響を解説する
中国国営メディアが生誕100年で称賛する江沢民元党首。しかしその裏には、天安門事件での台頭、法輪功迫害や「厳打」運動、形骸化したWTO公約など、隠蔽された弾圧と強権統治の冷酷な歴史的事実が存在する