中共上層部はこのほど、軍への政治統制を改めて強めた。高級将官を対象にした「鉄の規律」と称する措置を打ち出している(新唐人)

中共軍で高級幹部研修 習近平の軍掌握と粛清の動きに注目

中国共産党(中共)の軍内部で粛清や動揺が続くなか、中共軍は10週間にわたり、全軍の高級幹部を対象にした研修を実施した。軍の機関紙によると、参加した高級将校らは研修期間中、腐敗や規律違反を戒める教育映像を視聴し、党の規律や軍の規則を改めて学んだ。さらに朝の訓練時間には、立正や休め、方向転換など、新兵が行うような基礎的な隊列訓練も求められたという。こうした異例の内容に、外部からも注目が集まっている。

中共機関紙の6月24日の報道によると、第1期全軍高級幹部研修は4月8日から6月16日まで、北京国防大学で行われた。

研修では40回以上の理論講義が組まれた。参加者は習近平思想を学んだほか、教育映像の視聴、党紀や軍規の学習、入党時の誓いの再確認を求められた。また、朝の訓練では、立正、休め、方向転換といった基礎的な隊列動作も行ったという。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の著名司会者・蔡康永氏が民進党候補の選挙集会に出席したことで、中国での広告やインタビュー記事、番組が相次いで削除された。元産経台北支局長矢板明夫氏は、中国で稼ぐことは「悪魔から小遣いをもらうようなものだ」と指摘
中国共産党がチベットでドローンや顔認識、AIを組み合わせた監視体制を拡大している。法輪功学習者への監視や、生体認証・予測型警務、海外への統治手法の広がりも報告されている
習近平の健康状態をめぐり再び注目が集まっている。米メディアは、訪米時に中国側が5時間の休憩時間や専用休憩室を求め、歩行距離や立っていられる時間まで考慮して日程を組んだと報じた
習近平の9月の訪米で、中国側がホワイトハウス内の専用休憩室を要請し、日程には約5時間の空きが設けられたと米紙が報道。健康状態への関心が再び高まっている
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析