超加工食品が若年層の大腸がんリスクを高める可能性:研究

新しい研究で、超加工食品が、世界的に増加している若年層の大腸がんと関連している可能性が示されました。

この分野では初となる24年間の追跡研究で、超加工食品を多く摂取していた若年層において、腺腫や大腸ポリープの診断が増加していることが報告されました。これらの病変は、しばしば大腸がんにつながることがあります。

「超加工食品の摂取量が最も多い5分位の人は、最も少ない5分位の人と比べて、早期発症の通常型大腸腺腫のオッズが統計的に有意に45%高かった」と、11月13日に『JAMA Oncology』に掲載された研究は示しています。

この研究では、1991年6月1日から2015年6月1日までの間、2万9105人の女性登録看護師を追跡しました。男性看護師は研究対象に含まれていませんでした。その結果、1947~1964年生まれの参加者のうち、1189人が早期発症の通常腺腫、1598人が鋸歯状病変と診断されました。

研究によると、超加工食品の摂取量が多い女性では、早期発症の通常腺腫のリスクが高まる傾向がみられましたが、鋸歯状病変では同様の関連は認められませんでした。

「私たちの発見は、早期発症大腸がんの増加による負担を軽減するための戦略として、超加工食品の摂取を減らす重要性を支持するものです」と、責任著者で消化器専門医のアンドリュー・チャン博士は述べています。

チャン博士は、超加工食品を「糖分、塩分、飽和脂肪、食品添加物を多く含む、すぐに食べられる食品」と定義しています。

「リスクの増加は比較的直線的で、超加工食品を多く摂取するほど、大腸ポリープにつながる可能性が高まる傾向がみられました」

すべてのポリープががんになるわけではありません。しかし、アメリカ医師会が7月に報告した内容によると、50歳未満の大腸がん診断数は2025年に2%増加しました。

同医師会は夏に、CDCの1999~2020年のデータを引用し、10~14歳で大腸がんの発生率が約500%増加、15~19歳で約333%増加、20~24歳で約185%増加したと報告しています。

大腸がんは一般的に50歳以上で多いとされますが、メイヨークリニックによると、世界的に若年層での早期発症大腸がんの診断が増えています。

「早期発症大腸がんの約20%では、遺伝性疾患が根本的な原因と考えられます。しかし、診断された多くの人には、そのような疾患が認められていません」と、メイヨークリニックは報告しています。

医師たちは、早期発症大腸がんと診断された若年層では、いわゆる「健康な人」と比べて腸内細菌の多様性が低い傾向があり、幼少期の抗生物質使用、甘い飲料や加工食品の多い食生活、長時間のデスクワークやテレビ視聴といった生活習慣が多くみられることに気づいています。

大腸がんは、アメリカにおいてがんによる死亡原因の第2位となっています。

(翻訳編集 日比野真吾)

米国ナッシュビル在住のエミー賞受賞ジャーナリスト。以前はニューヨーク・ポストやフォックス・ニュース・チャンネルで働き、ニューヨーク市ではオフ・ブロードウェイ・ミュージカルのシリーズも執筆した。