チェチェン共和国で奇病、生物化学兵器によるものか

2006/03/15 03:30
 【大紀元日本3月15日】チェチェン共和国で過去4ヶ月間、謎の病気が多発している。多くの学校で女性の教師と生徒が相次ぎ呼吸困難や、めまい、重度の痙攣などの症状を呈し、発病の最中に、意識を失い、重症者は家族すら判別できなくなる。専門家は、チェチェン共和国はロシア軍の神経ガスや各種の生物化学兵器の「実験室」であり「ゴミ捨て場」であったことと関連性があるとみている。

 英紙「インデペンデンス(Independence)」の報道によると、同共和国で去年12月16日にこの奇病が発見されたという。少なくとも5つの学校で、女性の教師と生徒に、相次ぎ突然に発症し、意識喪失や、間欠性痙攣など同じ症状が現われた。今年3月10日、チェチェン地区でも、4人の成人女性と、2人の10代の少女が同様な病気を発症し、発病者はすでに100人に達し、大半は女性だという。一部の幼女患者は、両親すら判別できなくなった。

 現地医療関係者によると、症状はめまいや、間欠性の痙攣、呼吸困難、鼻血、気が狂ったような大笑い、幻覚などであるという。専門家はこの奇病の原因をまだ突き止めていない。

 そのため、チェチェン共和国は専門家による緊急の現地診断会議を招集し、患者の血液サンプルを調査した結果、石油化学工業の有機物原料で、猛毒物質のグリコールが検出された。

 一部の専門家は、この奇病は不明な生物化学兵器によるものだと大胆に推測した。ロシア独立テレビの記者、チェチェン問題の専門家アンナ・ボリトコフスカヤ氏は、「ロシアはチェチェン共和国を生物化学兵器の実験室として利用し、そこに大量の生物化学兵器の廃棄物を捨てた、チェチェン人は不幸にもその犠牲となった」と見解を明かした。

 ロシア政府は現時点でこのことについてのコメントを控えている。

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