サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会の決勝でイタリアに敗れ、惜しくも優勝を逃したフランス代表のレイモン・ドメニク監督が、ジダンの冷静さを失った行為に対し理解を示した。
今大会を最後に現役引退するジダンは前半7分に先制点を決める活躍を見せたが、延長後半5分にイタリアのマテラッツィと口論の末、頭突きをし、レッドカードの退場処分を受けた。
ドメニク監督は、「大きな痛手だった。許すつもりはないが、理解できる」としながらも、「最悪だった。全く必要のないジェスチャー。我々だけでなく、彼自身も後悔している」と苦渋のコメント。試合終盤にキーマンのジダンを失ったことが勝敗に大きな影響を与えた、と肩を落とした。
[ロイター9日=ベルリン]
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