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株価急落で 上半期の国内ファンド含み損は1兆元に

 【大紀元日本9月6日】中国国内・投資信託会社59社の上半期における運用実績をまとめた報告書によると、中国株市場の低迷により、08年上半期における国内投資信託セクターの含み損は1兆元超となった。巨額な損失を招いた原因として、中国A株式市場の暴落が挙げられたほか、ファンド会社のリスク管理及び売買回転率(turnover ratio、売買高比率)の低下も挙げられた。上海紙「国際金融報」が伝えた。

 同報告書によると、59の投資信託会社の364本のファンドは今年上半期において、1・08兆元(約17兆円)の損失を出した。記録し始めて以来、最高損失額となった。また、各種ファンドの中で、マネーマーケット・ファンドが唯一、12・97億元(約201・5億円)の含み益を計上した。

 専門家は、ファンドが保有する証券などの売買回転率の低下が含み損を拡大した一因だと指摘する。一般的、ファンドが保有する証券の売買回転率はその証券あるいは株が取引されている頻度を示す指標で、ファンド運用実績と直接に関係しないが、統計上では一定の相関性があるという。

 データによると、今年上半期において各種のファンドの証券売買回転率は07年同期と比べ大幅に下がり、06年よりも低くなっている。それぞれの売買回転率は昨年、300%を超えたが、しかし今年上半期では、クローズエンド型ファンドとオープン型株ファンドの売買回転率は200%へ、オープン・バランス型ミューチュアルファンドも214%へと急落した。

 
(翻訳編集・張哲)


 (08/09/06 11:07)  





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