中国南部の広西チワン族自治区で、大きな地震のあとに次々と異変が起きている。
地元で人気だった湧き水が一夜で干上がり、道路や池には突然大きな穴が出現。さらに、カエルの大群や異常に飛び回る鳥の姿まで確認され、住民の間に不安が広がっている。
5月18日未明、中国・広西チワン族自治区柳州(りゅうしゅう)市柳南区でマグニチュード5.2の地震が発生した。その日の夜にも再び同規模の地震が起き、現地住民によると「夜の揺れの方が長く、かなり怖かった」という。揺れは周辺の複数省にも及んだ。
震源地に近い太陽村鎮では、子供連れでにぎわっていた湧き水の池が、地震後ほぼ干上がった。普段は透き通った水があふれていた場所だが、現在は池底の石や泥がむき出しになり、別の場所のような光景になっている。
現地の住民は「昨日まで子供たちが遊んでいたのに、一晩で水が消えた」「どこへ流れたのかわからない」と驚きを隠せない。
SNSにも、「家の近くの天然プールが突然なくなった」「池の水まで消えた」「地震の怖さを初めて実感した」といった投稿が相次いだ。
さらに地震後、村では不気味な現象が続いた。池や道路に丸い陥没穴が現れ、ある池では突然開いた穴に向かって水が勢いよく吸い込まれていったという。
動物たちの異常行動も注目を集めている。柳州では大量の小さなヒキガエルが道路に現れ、空では鳥の群れが落ち着きなく飛び回る様子が撮影された。
さらに地震の2日前には、防城港(ぼうじょうこう)市で、魚が道路の上を跳ねながら移動する映像も拡散された。現地では「何かの前触れではないか」と不安視する声も出ている。
古くから、地震の前後には動物が異常行動を見せると言われている。科学的に断定されているわけではないものの、今回の地震後に相次いだ異変は、多くの住民に強い衝撃を与えている。
突然水が消えた人気スポット。広がる陥没、落ち着きを失った動物たち。現地では今も、「また大きな地震が来るのではないか」という不安の声が消えていない。
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