北京当局は7月31日から複数のダムで河北省や天津市に向けて大量放水を行った。写真は8月1日、河北省涿州市の村の家屋の中の様子。水深4メートルまで水没し、住民は2階の窓枠にしがみついて救助を待っている。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)

「通告なしのダム放水」で避難もできず家が水没 下流地域に甚大な洪水被害=中国 河北

大洪水の後に残されたものは、まるで津波に襲われた海辺の町ような、惨憺たる光景であった。それが今、中国の内陸部である北京市・天津市・河北省で現実のものとなっている。しかも、満々たる黄土をふくんだ泥水は、まだ引いていない。

連日の豪雨のため、7月29日頃から多くの河川で警戒水位を超える水位を観測した北京当局は、7月31日から複数の水庫(ダム)で河北省や天津市に向けて大量放水を行った。この影響で、下流に位置する多くの地域で農地や市街地が水没し、停電するなど大きな被害が出ている。

天津市では、放水前に住民への通知は行われていた。これに対し、河北省への放水は「事前通知なし」だったことがわかった。河北省の住民は、この突然襲いかかってきた「天災プラス人災」に対して何の準備もできず、逃げ場もなかったという。

▶ 続きを読む
関連記事
北京の要衝を守る衛戍区司令官が交代したのは、張又俠拘束の直前だった。習近平が信頼できる人物を配置し、軍内部の動きを封じた可能性が指摘されている
複数のアナリストは、文民・軍双方の高官に対する一連の粛清は、習近平氏がさらなる任期確保に向けて動く中での政治的権力集中を示していると指摘している
サム・ブラウンバック元米国際宗教自由担当大使は4日、中共は信仰弾圧において「神への戦争」を仕掛けていると述べ、こうした迫害を宥和すれば世界にさらなる侵略を招くだけだと警告した。
張又俠が拘束される前、北京では異例の人事が進められていた。中共の官製メディアによると、約一年にわたり空席となっていた北京衛戍区司令員の職に、元武警上海総隊司令員の陳源が就いていたことが分かった
中国共産党(中共)当局は国内の混乱を隠すため、ポルノ投稿でSNSを氾濫させる手法によりデジタル権威主義を拡大している