2023年6月4日にシャングリラ・フォーラムで講演する中国共産党国防部長の李尚福氏を示している (Photo by ROSLAN RAHMAN/AFP via Getty Images)

なぜ、李尚福氏は習近平氏を怒らせたのか

中国の李尚福国防相が失踪して20日以上が経ち、汚職で調査を受けているという見方が強まっている。

中国共産党高級幹部の子弟である李尚福氏が失脚したことは、習近平氏が中華人民共和国の建国初期に貢献した高級幹部の子弟たちのグループ、いわゆる「紅二代」勢力に対して打撃を与えようとしているのだろうか。専門家は、習氏が暗殺を防ぐ可能性もあると指摘している。

エポックタイムズは複数の情報源から、中国国防相・李尚福氏が逮捕され、装備システムの上層部8人が告発されたとの情報を入手した。軍内には不安が広がり、誰もが危機感を覚えている。多くの国際メディアも複数の関係者の話を引用し、李氏が拘束されていると伝えた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党軍内部で、過去12年にさかのぼる大規模な調査が進められていることが分かった。調査は中堅・上層部の将校らに広がっており軍内では前例のない不安と動揺が広がり、実戦能力より政治的忠誠が優先される体制への転換に懸念が強まっている
習近平が政権を握って以来、自ら抜擢した党・政府・軍の側近が相次いで失脚、あるいは消息不明となっている。軍から党内に至るまで習近平に対し二心を抱く者が多く、すでに威信は大きく揺らいでいる
中共当局による懸賞付き指名手配を受けた台湾のインフルエンサー八炯氏が、海外の中共領事館で出頭を試みたものの受け付けられず、その様子を収めた動画が注目を集めている
江沢民派のフィクサー、曽慶紅。豪邸購入や国有資産横領にまみれた一族の腐敗から、南アフリカでの暗殺未遂、臓器収奪への関与まで、その権力掌握の足跡と法輪功迫害に加担した「血債派」の闇の真相に迫る
中国共産党(中共)の「両会」は12日に閉幕し、すでに10日が経過したが、中共の党首習近平は、例年通り3月中旬に北京を離れて視察を行うことがなかった。これがメディアの注目を集めている。