封鎖された住宅団地の出入口に、防護服姿の防疫要員が立ち並ぶ。2025年9月28日、広東省江門市。(映像よりスクリーンショット)
蚊退治の名の下、市民生活が壊されていく

蚊より人間が先に倒れそう? 中国・広東省で広がる「防疫ショー」【動画あり】

蚊が媒介するだけで人から人へは感染しない「チクングニア熱」。それなのに広東省の街は、連日まき散らされる消毒の白煙で視界すら奪われている。現地の人々は大真面目にこう皮肉る「蚊より人間の自分のほうが先に絶滅するかもしれない」。怒りを通り越し、もはや笑うしかない。

 

実際、9月21~27日のわずか1週間で、広東省全体の新規感染者は3153人、そのうち江門(こうもん)市だけで2927人を占めたとされる(公式データ)。しかし中共の数字は常に不透明で、地元住民からは「実際にはもっと深刻だ」との証言が相次ぐ。病院には発熱患者が殺到し、ベッドは足りず入院も困難な状況だという。

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