中国 「本当の失業者は何人いるのか」がSNSで話題に

中国「失業率5.1%」発表 国民の実感と大きなズレ

2026/06/17
更新: 2026/06/17

「本当の失業者は、いったい何人いるのだろうか」

6月16日、そんな率直な疑問が中国の主要SNS・ウェイボー(微博)で大きな話題となった。

きっかけは、中国国家統計局が発表した5月の都市部調査失業率だ。政府は5.1%と発表し、前月より0.1ポイント改善したとしている。

しかし、多くの人が「実感とは違う」と思ったようだ。

SNSには、「半年以上仕事がない」「失業したうえ借金も抱えている」「家族全員が2年以上無職だ」など、悲鳴のような投稿があふれた。世代を問わず、仕事が見つからない人が増えている実態が浮かび上がる。

こうした切実な声が相次ぐなか、人々の間に広がる不安は、やがて一つの疑問へと集約されていった。同日夜には、「本当の失業者は今どれくらいいるのか知りたい」というハッシュタグがウェイボーの検索ランキング上位に浮上した。

一方で、「こんな敏感な話題がなぜトレンド入りしているのか」「私が何か書くとすぐ削除されるのに」「どうせすぐ消されるだろう」といった声も目立った。その話題がなぜ削除されずに残っているのかまで勘ぐる空気も広がっている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!