2026年3月1日、米軍はテヘランへの空爆を継続し、爆撃を受けた地区からは濃煙が立ち上った(Majid Saeedi/Getty Images)

米軍が行方不明のパイロット救出 トランプ氏が全行程指揮 イラン軍の追跡下で

米国は4月5日未明、米軍の突撃部隊がイランの敵地深くに入り込み、空軍がイラン地上部隊を制圧する中で、戦闘機「F15」の行方不明となっていたパイロットの救出に成功したと発表した。4日には、トランプ大統領もホワイトハウスに詰めて、全行程にわたり救出作戦を指揮した。この作戦は、米軍各軍種の精鋭作戦部隊による高度な連携能力を改めて示したものとみられている。

4月3日、米軍の戦闘機「F15E」1機がイラン領空で撃墜され、2人のパイロットが脱出した。1人のパイロットは当日に救出されたが、もう1人のパイロットは行方不明となっていた。

その後、トランプ米大統領はイランにおけるいくつかの大規模軍事行動を一時停止し、捜索救助活動を最優先としたうえで、数百人の特殊部隊員を投入して位置特定と救出に当たらせた。

救出作戦の全過程は極めて緊迫したものであり、米国は航空戦力による制圧や、CIAによる敵に対する戦略的な「欺瞞作戦」など、さまざまな戦術を用いた。最終的に、行方不明のパイロットの正確な位置が国防総省およびホワイトハウスに報告された。

取り残されていたパイロットは米軍の大佐で、機体の兵装システムを担当していた。現地時間の2日早朝、彼はパイロットとともに脱出後、標高約2134メートルの山稜に登り、36時間以上にわたり潜伏していた。その間、護身用の拳銃1丁しか所持していなかった。

米海兵隊の元大佐ブレンダン・カーニー氏:「状況は極めて複雑だ。米国が領空をほぼ掌握しているとはいえ、イラン軍、特にイスラム革命防衛隊の強硬派は地上で彼を捜索していた。さらに、イランの一部民間人も彼の行方を追っていた」

トランプ氏は投稿で、自身の指示のもと、米軍がイランの深い山から重傷を負いながらも勇敢に戦ったF15のパイロットを救出したと明らかにした。イラン軍は、大規模な兵力を投入して厳重な捜索を行い、パイロットに迫っていたという。

トランプ氏はまた、米軍が世界で最も致命的な兵器を搭載した数十機の航空機を投入して救出任務を遂行し、作戦は4日深夜までに完了したと説明した。

さらに5日、トランプ氏は、敵の支配地域の奥深くで2人のパイロットをそれぞれ救出したのは米軍史上初であり、「復活祭の奇跡」だと表現した。

また、米国は決して兵士を見捨てないと強調し、6日午後1時に大統領執務室で軍とともに記者会見を開き、さらなる救出作戦の詳細を発表する予定だと明かした。

ブレンダン・カーニー氏:「この種の救出作戦には壊滅的なリスクが伴う。だが今回は米国が成功した。私は非常に興奮している。過去にもこのような任務は何度も試みられてきたが、とりわけベトナムでは成功率は非常に低かった。しかし今回は本当に祝うことができる」

ホワイトハウスによると、救出する過程で米軍は自軍の輸送機2機を破壊せざるを得ず、1機あたりのコストは1億ドルを超えるという。作戦中に人的被害はなく、救出された隊員はすでにクウェートに搬送され、治療を受けている。

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