5歳時から音信不通の2人の親友、永遠の愛を誓う

幼少時代、離ればなれになった2人の親友は十数年経った今、フロリダ州で再会し、夫婦として生涯を共にすることを決めた。

24歳の若者、オースティン・タットマンとナタリー・クロウは、クロウが5歳の時、コネチカット州へ引っ越して以来、音信不通のままだった。

その後の12年間、1300マイル(約2000キロ)も離れた場所で2人はそれぞれ過ごしていた。2012年の夏、クロウは母親の古い電話帳を調べることにした。

彼女は、ある名前をその中から探していたともらした。

クロウは「どんな時でも最初に頭に浮かぶのはオースティンだったの。今でもなぜそう思っていたのかは、よく分からないわ」と語った。

クロウはタットマンに電話する代わりに、自分のことをまだ覚えているのかを確認するため、彼のSNSにメッセージを送ることにした。

母親は「あなたが彼のことまだ覚えているように、彼もきっと同じだよ」と話していた。

タットマンにとってクロウと連絡を取ることは、あの頃に戻った気分だった。

「しばらく会っていなかった親友とまた会えるなんて、信じられないよ」とタットマンは語った。

2人はお互いの両親も認める、『とても特別』な関係だった。 ハロウィンの際、トリックオアトリートで街を回った時、いつも手をつないでいた。

フェイスブック上でお互いに友達になった後、携帯番号を交換した。その時、クロウの父親はタットマンの家からわずか10分の所に住んでいることが分かった。そして、彼らはフロリダで実際に会うことになった。

お互いの家族は長い間会っていなかった旧友との再会をとても喜んだ。

「みんな私たちが再会したことに大喜びしていたわ」とクロウは言った。

タットマンは「僕たちが再び連絡を取り合うことになった時、お互いの両親は本当に協力的だった。本当に嬉しそうで、僕たちよりもわくわくしていたよ」

そして、2人は恋に落ちた。そのあとのデートではラジオから流れたティム・マグロウの『My Old Friend』を聴いて楽しんだ。

「その歌は私たちの関係にとって本当に特別なもので、私たちの思い出にぴったりの歌」と、クロウは語った。

2人の関係は高校3年生になっても続いた。その後、それぞれ別の大学に進学した。

2017年、タットマンは家族や友人に見守られながら、クロウにプロポーズをした。4月13日、オーランド付近のニュー・スマーナ・ビーチで2人は晴れて結婚式を挙げた。

結婚式では幼少時代に2人でおもちゃの赤いジープ型の車に立って撮った写真のように、本物の赤いジープSUVのオフロード車に立った装いを再現した。

結婚式のゲストブックは、実際にタットマンの連絡先を書き込んだ電話帳をオマージュしたデザインだった。

(大紀元日本ウェブ編集部)