マンション価格高騰と外国人投資 国交省が実態調査へ 国会でもルール整備を提起
東京都心部を中心にマンション価格の高騰が続く中、国土交通省は外国人による投資目的の購入が価格上昇の一因と指摘されていることを受け、その実態を把握するため初の大規模調査に乗り出すことを決定した。調査は2025年度下半期に結果が公表される見通しであり、今後の住宅政策や市場健全化策の基礎資料となる。
東急リバブル・不動産経済研究所の調査では、東京23区の新築マンション平均価格は2025年3月時点で1億4,939万円と、一般のサラリーマン世帯では手が届きにくい水準に達している。この背景には、低金利や円安などの経済要因のほかに、海外富裕層による不動産購入が大きく関与しているとの指摘が相次いでいる。
こうした中、2025年5月14日の衆議院国土交通・法務連合審査会では、参政党の吉川里奈衆議院議員が「外国人による不動産取得の実態を国交省は把握・分析すべきだ」として質疑を行い、外国人による不動産取得の現状やその影響について問題提起していた。吉川議員は、外国人による不動産購入の実態把握と早急なルールづくりの必要性、そして増加する外国人所有マンションの管理上の課題について強い懸念を表明した。
関連記事
日本政府は購入者の国籍に関する情報を加えた大規模な土地取引の統計を初めて公表した。2025年下半期の外国人・外国法人による届け出は68件で、中国が28件、全体の41.2%を占めて最多だった。
自民党は9月16日、臨時の総務会を開き、高市早苗総裁のもとで新たな党役員人事を決定し、新執行部を発足させた。麻生太郎副総裁や鈴木俊一幹事長ら主要幹部を留任させ、政権運営の安定を重視した布陣となった。翌17日には高市首相が内閣改造を行い、木原稔官房長官が「第2次高閣」の閣僚名簿を発表した。
自民党は9月16日、臨時総務会を開き、高市早苗首相(党総裁)の下で新たな党役員人事を決定した。麻生太郎副総裁や鈴木俊一幹事長らを留任させ、執行部の骨格を維持した。重要法案の審議を控え、政権運営の安定と党内融和を優先している。
政府は9月15日の閣議で、税制改正大綱を決定した。2027年4月1日から2年間、飲食料品の消費税率を1%に引き下げ、2029年度に本格導入する所得連動型の直接給付制度「就業者負担軽減支援金」への移行を見据えた臨時措置と位置付ける。
国土交通省は、外国人や外国法人による大規模な土地取得の状況について、国土利用計画法に基づく届出データの集計結果を初めて公表した。2025年7~12月の届出件数は68件で全体の0.7%、取得面積は124ヘクタールで全体の0.5%だった。