腐敗社会

衝撃!ひとりで16億円を収賄「公務員なら無能なバカでも金が集まる」

2017/04/19 13:10

 「公務員なら無能なバカでも金が集まる。商売人が公務員に金銭を渡すのは『友情』とか『才能を称える』とか、そういうことではない。権限ある職位に就く者には、自動的にカネや物品が集まってくる。皆知っていることだ」。

 冒頭の言葉は、2015年4月、貴州省凱里市の洪金洲・元市長(庁局級副職)が1億2000万元(約19億2000万円)の収賄容疑で、当局から取り調べを受けた際に発したもの。国営新華社通信が同年、伝えている。

 中国は、当局自身でさえ取り締まりきれないという官僚の深刻な腐敗問題を抱えている。

 中国国家幹部の職級は低い順から高い順まで、郷科級正職と副職、県処級正職と副職、庁局級正職と副職、省部級正職と副職、国家級正職と副職となっている。

約80億円を不正蓄財し、愛人はべらかす「超汚職」高官も

 庁局級副職はまだ、公務員職階のうちの中級レベルだ。それより上の省部級副職以上の高官について、中国当局がこれまで公表した情報でも、1億元(約16億円)以上を収賄した人は12人も摘発されている。

 なかでも、中国人民政治協商会議天津市委員会の前副主席で、同市公安局前局長の武長順氏が収賄や着服した金額が、最高額となっている。当局発表によると、武氏は職位を利用して、8400万元(約13億4400万円)を収賄し、3億4200万円(約54億7200万円)の公金を着服し、1億元以上の公金を使い込み、総額5億元(約80億円)以上を不正蓄財したとした。

 中国政府系メディアは、武氏が莫大な公金を着服しただけではなく、何人もの愛人がいて「道徳感はひどく退廃している」と批判した。

 「超汚職」の額で2番手につくのは、雲南省前トップで同省前党委員会書記の白恩培氏。2000~2013年まで2億4700万元(約40億円)を収賄した。当局が公表した情報では、白氏が収賄のほかに、収入源の不明な巨額資産を持っているという。

 3位は、中国人民政治協商会議広東省委員会の前副主席の朱明国氏で、収賄と着服した金額は2億3200万元(約37億円)。また、4月14日広東省珠海市中級法院(地方裁判所)は、浙江省寧波市の盧子躍前市長(省部級正職)が1億4700億元を収賄したとして公判を始めた。収賄金額は、12人中、7番目の大きさだ。

中国の地方役人の薬物乱用が深刻な問題となっている(Dean Hochman/Flickr)

政権ゆるがす?軍制服組元トップの桁違いの不正 公表されず

新着記事
^