中国ブロガー

正直な子と嘘をつく子 日本と中国の教育の違いから=中国ベストセラー作家

2017/06/12 17:16

 ベストセラー作家で外交・国際関係学の研究者、ジャーナリスト、中国のテレビ司会者と、マルチな才能で活躍する王ジョンさん。2004年にバラク・オバマ氏に初めてインタビューに成功した中国メディアの記者でもある。最近、王ジョンさんが自身のブログで、中国共産党政権が導く反道義的な教育がどのように子供に影響を与えたかについて、解き明かすエントリを公開した。下記はその抄訳。


本音と違うアンケート結果

戸籍のない8歳婚外子「将来、闇世界入りして復讐」

 「戦争で自国のために戦う意思があるかどうか」。数年前に行われた調査だ。日本人は11%、中国人は71%がそれぞれ「ある」と回答した。これは、中国人が日本人よりも愛国心が強いということか。それとも、中国人は日本人よりも上辺だけの答えを提出し、正直さに欠けるということを示しているか。

 調査結果の数字が、実際の若者たちの意識とは異なるのではないか、と疑わせる調査結果は他にもある。

 2010年4月8日、日本青少年研究所は、中国、日本、韓国、米国からの高校生を対象に「授業中に居眠りをしたことがあるか」との調査を行った。その結果、日本の高校生の45%が「ある」と回答し、4カ国で最も高かった。中国の高校生は4.7%に過ぎなかった。

 この結果によると、「中国の高校生はとても勉強熱心だ」との結論を引き出すのは容易だ。しかし、この結論は中国人が知っている事実からは程遠い。高校卒業した人ならすぐわかることだが、授業中に居眠りしている生徒が2,3人というような状況のほうが珍しい。

 この非常に低いと思われる回答の「不誠実さ」には2つの理由が考えられる。1つは精神的な側面。調査に参加した生徒の大半は、授業はちゃんと受けなければならない、という強迫観念がある。そのため、嘘をついた。

 中国の生徒たちは「正しい」回答を求められ、期待という言葉とともに親や教師に強い圧力を受ける。「先生の話を聞く」は正しい答えであり、「居眠り」は誤った回答だ。

子は親の鏡 親自身が反省すべき12の振る舞いとは?

 中国の子供たちは、模範的な回答をする子供が好まれる傾向が高い。しかし、どうして日本の子供たちは正直に答えたのか? 家族の環境や教育方法に反映される社会的文化的価値が背景にある。

 南方週報は『嘘の作文』と題した記事で、中国のある小学校の生徒たちが最初に作文を習うとき、嘘を書くよう教えられると明かした。記事によると、担当教師Yを絶対的権威として持ち上げるように、生徒の作文の題材は「私の心の教師」で、その担当教師Yの言動は「孔子よりも素晴らしい」などと称賛する言葉を並べるよう、Yは生徒に指示していた。

 記事によると、その教師の同僚は「Yはそんなに大した人物ではない」とこき下ろした。生徒たちが書くことを強いられた作文の嘘は毎年、スケールが大きくなり、教師Yが退職する年まで、嘘は塗り重ねられていったという。

対照的な日本の教育と社会

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