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6月22日記者会見する陳用林氏(大紀元)

豪州政府を買収する中共の戦略、亡命外交官が証言

 【大紀元日本6月26日】千名に上るスパイがオーストラリアに潜伏するとの発言に続いて、元外交官・陳用林(チン・ヨンリン)氏は、6月22日午後に開かれた記者会見で、さらに中共のオーストラリア政府に関する戦略計画を暴露した。陳氏は、また記者会見で、中共の法輪功弾圧のオーストラリアでの展開に豪州外相が協力していることを証言した。以下は陳用林氏のスピーチの抜粋である。

オーストラリアを中国「大周辺エリア」の配下に置く

 2005年2月、中共外交部・周文重副部長(現駐米大使)がオーストラリアの中国大使館で、在オーストラリアと在ニュージーランドの使節と総領事、政治外交官の会議を開いた。私は在シドニー中国総領事館の邱紹芳総領事と一緒に会議に出席した。会議の主旨は主に2004年8月に北京で開かれた第10回中共在外使節会議で決定した事項の実行で、特にオーストラリアを中国「大周辺エリア」の配下に置くという、胡錦濤総書記の指示を実行することであった。さらに、周副部長は中央政府のオーストラリアとアメリカへの戦略構想を伝えた。その基本的な狙いとは、米豪関係について、米豪の軍事同盟を潰し、オーストラリアを第二のフランスにすること、つまりアメリカに対して「ノー」と言える国にすることであった。

 オーストラリアを中国「大周辺エリア」の配下に置く構想は2002年からすでに始まっていた。当時,中国は、オーストラリアがアジアへの希望を捨て、アメリカ一辺倒の政策を展開する情報を手に入れた。当時のオーストラリアは、アメリカとの自由貿易交渉がとても上手く行っていたため、北米自由貿易協定(NAFTA)に参入しようと積極的に考えていた。その頃、オーストラリアは中国広東と天然ガスプロジェクトに関する訴訟問題を抱え、中共政府との関係はますます冷えていった。米豪関係を懸念した中国政府は、その局面を打開するため、広州の天然ガス供給契約権をオーストラリアに与え、オーストラリアはその後中国に協力するようになった。

 2002年3月、中国の唐家セン外相がオーストラリアを訪問する際に、ある政治問題、特に法輪功に関する問題をオーストラリアと交渉していた。唐外相がキャンベラに到達する前日、アレキサンダー・ダウナー豪外相は、法輪功がキャンベラの中国大使館前でマーク、横断幕およびスピーカーの使用を禁じる特例文書に署名し、さらに毎月同様の文書に署名し続けているので、唐家セン外相は大変喜んでいた。
 
 同年、中国は中豪外交30周年を記念する祝典を催し、中国からオーストラリアに大量の文化、文芸の代表団を派遣し、中国の文化と政治におけるイデオロギーを宣伝しようとした。

 2003年、オーストラリアを訪問する胡錦濤総書記が、キャンベラで空前の待遇を受けた。野党「緑の党」のボブ・ブラウン議員が議場に入るのを許されず、また同議員のゲストとして入場するはずであった中共体制批判者と法輪功学習者らも門前払いされた。そのことを胡錦濤総書記は大変喜び、その場で部下に「それはオーストラリアが中国の考えが浸透するよい兆候だ」と話した。

 2005年に、呉邦国がオーストラリアを訪問する際、彼も他の中国高官と同じように、オーストラリア政府に異見分子による示威を統制するように要求した。

オーストラリアは買収可能だと中共は考えている

 この数年間で、中国の指導者はオーストラリアの指導者と親密な関係を築くのに成功した。中国共産党の指導者たちは経済的なアメとむちを使えば、自らの目的に従わせることができると確信し、オーストラリアに経済的な圧力をかけて、政治や人権の問題から手を引くように計画している。

 過去数年間に行われた中豪の人権対話は、オーストラリア民衆を黙らせる見せ掛けであり、実際なんの進展もなかった。オーストラリアの高官が中国を訪問するときの会話を、私は全部聞いていた。毎回訪問を終えて、中国からの簡略な報道が領事館に届けられる。彼らは人権問題についていかなる交渉も行っていなかった。そのため中国政府も、オーストラリアは買収できると考えるようになった。

豪外相、中共と協力してあつかいにくい訴訟を

 そのような仕事を経て、私は、豪政府は中国政府とひそかにいろんな取引を目撃しており。私の良心は、それを受け入れることができなかった。そして、オーストラリア外務省は、中国大使館と常に情報交換をしている。さらに、豪外相は、中国政府のために政治問題を解決するための策略を提案している。

 例えば、法輪功学習者・章翠英(チャン・ツイ・イン)氏が、ニューサウスウェールズ州最高裁で前中国国家主席・江沢民と610オフィスをジェノサイド(集団殺りく)、拷問、反人道罪で起訴したが、オーストラリアの国家恩赦規定の条項に基づき、その訴訟は、外務通商部門ではなく、代わりに特別な手続きで扱われた。中国政府は法廷で法輪功と対決したくはないので、中国政府の面子をつぶすこととなった。

 中国政府を助けるために、外務通商部門は解決策いくつか提供した。同部門の事務次官・ジェフ・ラビー博士は今年3月に中国を訪問する際に、中国政府に対して、最高裁に資料を請求し、法輪功の提訴した案件を取り消し、中国の指導者への起訴を差し止めさせることを約束した。しかし、彼はこの申し入れを後に後悔している。

 また、別の解決策として、中国政府が提訴されている中国指導者の代わりに代表を法廷に送り込み、訴訟を迅速に処理するもの。中国政府はこの提案を採用せず外務省に圧力をかけ、外相の協力を得て中共を助ける法律文書を多数準備できた。

 私はオーストラリア政府と中国政府の間に密かに行われた取引を多く見てきた。そのため自分は早くも売り渡されるのではないかと非常に不安に思っている。今後の不測な事態に備えて、今日は言いたいことを全部公にすることにした。

(シドニー=駱亜・梁宇悉)


[中国語版又は英語版]:http://epochtimes.com/gb/5/6/23/n962673.htm

 (05/06/26 11:04)  





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