【大紀元日本10月13日】中国共産党(中共)第17期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は、10月9日から12日までの4日間にわたり北京で開催し、会場である「京西賓館」の周辺では多くの私服公安らが巡回し、厳重な警備がしかれた。9日、地方から約100人の直訴者たちは会議に参加する代表らに訴えるために、会場に向かったが、近づく前に公安らに素早く拘束され連行された。
目撃者によると、当日の警備は特に物々しいだという。9日午前10時ごろ、大量の警察や私服警察は軍事博物館付近にいた北京市民直訴者たちを取り締まりはじめ、二十数人が連行された。その後、地方からの直訴者も同様に取り締まり、1時間で大型バス2台分の直訴者を拘束し、馬家楼へ連行したという。
北京在住の目撃者によると、直訴者は誰一人も京西賓館の門を通られなかったという。門から100メートル離れたところで、警察による交通規制が行われているからだ。また、北京警察は早くからも計画し、近くまで来た人に対して無差別に拘束しているという。一部の民衆は直訴することに失望し、会場の外で「打倒共産党」と叫んでアピールした。
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(「打倒共産党」を叫んだ民衆がいた)
「京西賓館」は北京西長安街に位置し、向かい側には中華世紀壇、中央テレビ局、軍事博物館がある。中共の多くの政治会議はここで行われ、北京の「最も安全な賓館」といわれている。このホテルは誰でも自由に出入りする場所ではなく、ここの警備は中南海や人民大会堂と同等の厳しいレベルである。
直訴者の一人周莉さんは、国に対して現行の戸籍制度の改定および人口計画・一人っ子政策を取り消してほしいことを訴えるために来た。周さんはすべての公民は子どもを育てる権利があるとし、多くの女性は一人っ子政策のために心身が傷つけられ、財産の被害を被ったと訴えた。
呉田麗さん(北京在住)は「軍事博物館の中で、友人と雑談していると、私服警察の尋問を受けた。警察はわたしの身分証明書をチェックすると、そのまま派出所に連行された。以前は直訴したことがあった。しかし、今は何もしなくても記録が残されているから、すぐに拘束されるのだ。呉さんは中国で直訴しても、または裁判所へ提訴しても、すでに無意味だとの見解を示した。実際に、10月9日に上海から来た200人以上の直訴者たちは全員北京南駅の救済所に拘束されている。 | | 軍事博物館付近に集まった直訴者たち(大紀元) |
 | | 京西賓館の入り口から100メートルを離れたところから、警察らが通行者に対して迂回するように指示している(大紀元) |
一方、上海直訴者・沈偑蘭さんは、「わたしは国家信訪局(直訴などを受け付ける部署)の中から連れ出された。入口付近に各地の政府関係者が待ち伏せしていて、直訴者が来ればすぐに拘束するのだ。上海の丁菊英さんも信訪局に入ろうとした時に、地元駐北京関係者に強制的に連れ出され拘束されたた。沈さんは「拘束された部屋はそれぞれ15-20人がびっしり詰められていて、自由がなく、入口に看守が警備していて、トイレへ行くにしても報告が必要」だと説明した。
中共第17期三中全会に対して、民衆はブログで次のように提案している。「法に則り国を治めてから、初めて民心を得る。腐敗に反対し、清廉潔白を提唱し民意に従うべきだ。精鋭の兵士を有し、政治を明解にし、民生を助け、三公(公金で接待、公金で旅行、公用車を私用)を止めさせ、民衆の怒りを抑える。税率を下げ、民間負担を軽減させ、医療を改善し、民衆の苦しみを無くす。民衆の道徳観を向上させ、豪華を拒み民間風気を正す」
ネット・ユーザーの半山雨夫さんは、教育・医療・社会保険・住宅問題はそんなに解決が難しいのだろうか、と問いかけた。その回答はネガティブで、これらの問題を解決するには毎年6千億元(約9兆円)で解決できると指摘した。これに対して、中国では毎年の公金で接待、旅行、自家用車、私用別荘を購入、買春などの総額はすでに1兆元(約15兆円)に達していると指摘した。
(記者・古清児、翻訳編集・余靜)
(08/10/13 10:27)
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