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見事な鎌倉彫の盆(大紀元)

「まるで花壇の賑わい」 鎌倉彫の武登苑作品展

 【大紀元日本8月20日】新宿駅東口に程近いギャラリーにて、鎌倉彫のアーティスト、武登苑さんとその門下生達の作品展が7日から8日まで開かれた。伝統的な朱色の鎌倉彫から、武さんの創造力で生まれた新しい鎌倉彫の美を表す作品など数十点が展示され、会場は作品を鑑賞する人々で賑わった。

 武登苑さんは、50年以上前から鎌倉彫を通じ美の探求を
御年92歳の武先生(大紀元)
続けてきた壮年のアーティスト。会場では笑顔を絶やさず、来場する一人一人と丁寧に話すその姿は、到底92歳とは思えない若々しさだ。

 彼女の父親は、京都仁和寺に飾られた絵で有名な日本画家「福永晴帆」氏、夫は建築家の武基雄氏という芸術一家。後藤流から彫りを学び、まもなく鎌倉彫教室「彩の会」を開く。今年で創設50年を迎える同会の作品展では29人の門下生が作品を出展した。

 鎌倉彫は、中国・宋の影響を受け、禅宗の仏具の文様を取り入れた美術。作品展では、乾口塗りの椿文様のお重や小皿、可憐な梅があしらわれた手鏡、満開の桜が彫られたものなど、花をモチーフにした作品が多い。「彩の会」の沿革について、武さんの表した「花壇の賑わい」の言葉にぴったりだ。また、十二一重をまとった宮中の人が描かれた作品や、油絵のような色合いのある作品など、かつての伝統的な鎌倉彫では見られないうるしの多色使いが彼女の作品の特徴だ。そして、創造力の源も様々である。例えば、力強くも柔らい捻じれを表現する木の花瓶は「木を足に挟んで大工のこづちを使って」製作したが、これは伊ベネチアグラスをヒントにしたのだという。
登苑先生の作品「花瓶」。古典の工芸品から一歩踏み出して、自分の美の意識を表現できるアートへの試み。
力強くも柔らい捻じれを表現する木の花瓶。伊ベネチアグラスからのヒントという。


 美に対する探究心と、それに打ち込むバイタリティが、作品ひとつひとつに反映され、またその意思が門下生へ脈々と伝わっているのが分かる。中国から渡来した技術が日本の美の伝統として残され、人類の文化遺産「鎌倉彫」が今回展示されたことは大変価値があることだ。「花壇の賑わい」は人の心にも花を咲かせる。

会場はたくさんの人で賑わうが、その中心にはいつも先生が(大紀元)

(西村)

 (09/08/20 16:17)  





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