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第5回「カナダ・カルガリー・グローバル・フィルムフェスト」は8月14日~16日に開催(林采楓/大紀元)

ますます注目される、カルガリー国際映画祭=カナダ

 【大紀元日本8月12日】カナダ・カルガリー国際映画祭が、8月14日~16日、カナダのアルバータ州カルガリー市のチャイナタウン文化センターで開催される。世界各地の映画やドキュメンタリーなど十数作品が出展される。

 華やかなスターもいなければ、レッド・カーペットもない。製作費も比較的安価な作品が集まるこの国際映画祭は「多文化から成る世界を祝おう」をテーマに、人権の尊重や、異文化への理解などを伝える。

 同映画祭の総監督で、アジア系移民のベン・ツイさん(Ben Tsui)によると、出展される作品にはブラック・ユーモアやコメディ・タッチの作品が多く、堅苦しい雰囲気は一切ないという。「映画を鑑賞した後、友人と映画について語り合えるような作品」がメインで、単なるエンターテイメントに留まらない作品が多いそうだ。多元文化と非暴力を提唱するこの映画祭は、年々注目を集め、今年で5回目を迎える。

 今回の国際映画祭に出展する作品の一部は、次の通り。

 *「点心葬式」――華人映画

 米国で生まれ育った、中国系の4人兄妹は、中国の伝統文化を知らない。しかし、亡くなった母の最後の願いをかなえるため、子供たちは7日間にわたる伝統的な中国式の葬式を敢行する。ブラック・ユーモアあふれる作品を通して、家族の繋がりや伝統文化の大切さが見えてくる。

 「点心葬式」(Dim Sum Funeral)を鑑賞した時、思わず大笑いしたというベン・ツイさんは、この映画が投げかけた問題は、華人だけでなく、他の民族にもあてはまると述べた。ツイさんは、「映画の人物を見ると、まるで自分が映し出されているみたい。人々は互いに尊重するべきだし、家族の中でもそうだ。他人を尊重して初めて、他人も自分を尊重するのだということを、教えてくれた」とコメントした。

 
「点心葬式」――華人映画(写真=カルガリー国際映画祭より提供)

*「ベルリンの壁は何処」――ドイツのドキュメンタリー


 今年秋、ベルリンの壁が崩壊して20周年を迎える。「ベルリンの壁は何処」(Where is the wall)では、ある日本人写真家が、世界中に散らばってしまったベルリンの壁の行方を追う。

 写真家が追跡すると、壁の破片は様々な場所で見つかった。米ワシントンのCIAや、ポーランドの収集家の家、そして米ラスベガスにある男性トイレの中― 「考えてご覧なさい、自由世界を阻んだ、あの共産主義の象徴であるベルリンの壁が、今はトイレに飾られているなんて・・・」とベン・ツイさんは苦笑する。

 *「波を追いかけて」――インドネシア・英国合作のドキュメンタリー

 「波を追いかけて」(Chasing Waves)の舞台は、西洋文化の波が押し寄せるインドネシア。サーフィンをこよなく愛するインドネシアの少年は、ムスリムであるというだけで、社会では自分の才能が認められないことを知る。自分との葛藤の中で、自分が改めてムスリムであることを認識し、グローバリズムの影響下で適応しようとする若者の視点を描く。

 
「波を追いかけて」(写真=カルガリー国際映画祭より提供)

*「DesiCiTi」――米・カナダ合作コメディー


 「DesiCiTi」の監督、カメラマンおよび出演者は、全員カルガリーの出身。撮影は米ニューヨークで行われた。映画では、同じオフィスに勤務する4人のホワイトカラーのインド人女性の恋愛、文化にまつわる人間模様を描く。

「DesiCiTi」(写真=カルガリー国際映画祭より提供)

(翻訳編集・余靜)


 (09/08/12 20:06)  





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