印刷版   

中ロ仏日と中東諸国が極秘談判 米ドルを石油取引から排除か

 【大紀元日本10月12日】中国、ロシア、フランス、日本などの国が中東の石油生産国と極秘に話し合い、国際的な石油取引において、米ドルに代替する貨幣を計画していることが報じられた。

 英紙「インディペンデント」の報道によると、検討対象となる貨幣は、人民元、日本円、ユーロ、金(ゴールド)のほか、2010年に決定されるGCC(湾岸協力会議)諸国の統一貨幣も含まれているという。湾岸諸国や香港の中国銀行業務に携わる情報筋がこの計画の存在を証言した。計画に参加する各国はすでに移行期の期限を2018年と決めた模様。移行期間内に各国は石油貿易の決済手段を金(ゴールド)とする可能性が高い。イランはすでに数年前から、石油取引貨幣を米ドルからユーロに転換している。

 近日、金価格が急上昇しているのはこの一件と関連するもので、米ドルの為替相場にも一定の影響を与えている。ドル対ユーロ、ドル対日本円の相場は今週初めから下落の傾向をみせている。

 中国が計画実現に非常に意欲的であるとも伝えられた。中国は現在、中東とロシアから国内石油総需要量の6割を輸入している。同時に、中東諸国の輸入製品の1割は中国製で、主に、食品、衣料、自動車、武器などだ。ブラジルとインドも参加の意向を示しているという。

 米国政府は、ドルの国際通貨としての地位を脅かすこの動向に注視し始めたようだ。インディペンデント紙は、ワシントンは、計画の詳細をまだ把握していないが、この国際的な陰謀に抵抗することは必至と報じ、かつての中東特別全権公使サン・ビガン氏の「中東の石油をめぐって、日中関係の溝は深まるだろう」という警告を載せている。

(翻訳編集・叶子)


 (09/10/12 05:00)  





■関連文章
  • ドイツの6割企業、中国への投資を中止=独紙(09/10/06)
  • グリーンピース報告:石油業界はすでに限界(09/08/11)
  • 中国:電力消費急減で鉱工業生産上昇の矛盾(09/06/13)
  • 格安航空運賃、片道900円=米国(09/06/02)
  • モーガン・スタンレー社元幹部、インサイダー取引で逮捕=香港(09/05/17)
  • 中国とイラン30億ドルの油田建設契約(09/03/16)
  • 中国・中央経済工作会議、人民元切り下げか(08/12/09)
  • G8洞爺湖サミット:石油価格、食糧問題、地球温暖化が議題(08/07/08)
  • 中国消費物価指数上昇、加速するインフレ率(08/05/11)
  • 2008年上半期:広東・珠江デルタ地区、香港系企業4千社閉鎖(08/04/28)
  • 高騰し続ける物価、住民生活難で飛び降り自殺=中国広州市(08/01/24)
  • 12月の中国原油輸入、前年比+11%=税関(08/01/11)
  • 国有大手石油企業、従業員が大規模抗議活動(07/12/19)
  • 北朝鮮:石油不足が深刻化、軍輸送機数百機運航停止(07/11/02)
  • スーダン反政府勢力、中国など外国企業撤退要求(07/10/29)