病変が隠れている頭痛は肝胆に問題がある 4つの解決策 (上)

多くの人は頭痛の原因が見つからず、各種の痛み止め薬を飲むしかありませんが、結果的に胃を傷つけたり、肝腎臓の負担も重くなったりします。実は根本的に緩和できる頭痛があるのです。では、頭痛が出たらどうすればいいのでしょうか。

3つのことを理解しておきましょう!

1.鎮痛剤をむやみに飲まない

頭痛の症状が出たときは、医師の指導の下で頭痛の原因を明らかにする必要があります。頭痛が出たとたんに鎮痛剤を飲んではいけません。鎮痛剤を飲むと吐き気、胃の不調などの副作用を引き起こす可能性があり、頭痛の背後にある健康問題を隠す可能性が高くなります。

2.頭痛は症状だけで、背後に本当の原因があります

実は、頭痛は病気ではなく、よく見られる症状であり、健康問題のサインを体が私たちに伝えてくれているのです。例えば、頭痛がひどい人がいて、医者は脳腫瘍による頭痛だと診断し、脳腫瘍を治癒すると、頭痛も消えました。だから、頭痛の背後にある本当の原因を見つけることが大切なのです。

脳腫瘍が脳神経を圧迫して頭痛を引き起こす可能性があり、脳腫瘍が治癒すると、頭痛も消えてしまう可能性があります。図はヒト脳ニューロンの概略図です(lightsource / PIXTA)

3.頭痛の原因と基本的な種類を理解する

西洋医学では患者の頭痛の原因を診断することによって、頭痛を異なるタイプに分けています:

•高血圧性頭痛

•脳腫瘍による頭痛

•脳血管疾患による頭痛

•炎症や感染による頭痛

また、西洋医学では正確な原因を診断できない頭痛もあり、一般的に頭痛の感じ方に基づいて偏頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛、あるいは筋緊張性頭痛などと呼ばれることが多いです。

これらの原因と種類を理解するには、医療を受ける前に自分の普段の症状を把握しておきましょう。そうすれば、医師の診断後に適切な薬を処方することができます。

偏頭痛は最も一般的:目がチカチカする「閃輝暗点」

偏頭痛は最も一般的な頭痛タイプであり、脈を打つようにズキンズキンと痛み、動くと悪化するのが特徴です。世界中で約10億人が偏頭痛を抱えていると推定されています。偏頭痛の位置や症状から、自分の頭痛が偏頭痛かどうかを判断することができます。

偏頭痛のよく見られる部位:眼窩(がんか)痛(目の奥、いわゆる目の玉がすっぽりと収まる頭蓋骨の窪みが痛くなること)、こめかみ痛は、片側によく発生しますが、両側対称性頭痛などもあります。

偏頭痛の症状

人によって頭痛体験が異なり、具体的な症状も異なります。偏頭痛はしばしば頭部の膨張痛、脈拍鼓動性頭痛として表現され、血管の過度な拡張や収縮によるものが多くあります。同時に、頭痛発作の前に閃光、明るい斑点、または暗い斑点が見えるなどの視覚症状、「閃輝暗点」を伴う可能性があります。一部の患者は頭痛発作の際に頭頂部痛、あるいは首と肩の痛みを伴います。

偏頭痛は肝胆に問題があります

以前、偏頭痛がひどい患者がいました。各種薬物治療が効かず、病院でホルモンと血管収縮を調節する薬物治療を受けましたが、効果はありませんでした。最終的に漢方医の方法で肝気の重度の停滞による偏頭痛と診断されました。

漢方医の角度から見ると、偏頭痛の原因は肝臓、胆嚢(のう)と関係があり、通常は肝臓の気の停滞であり、つまり肝臓を中心としたエネルギーの運行がスムーズではないのです。漢方医によると、人体には経絡系があり、気(エネルギー)が運行する通路であり、内臓は経絡を通じて体の各部位とつながっています。偏頭痛の位置は肝経であり、肝と密接な関係にある胆経循環のルートです。

偏頭痛の原因は肝、胆と関係があり、通常は肝気鬱結であり、すなわち肝臓を中心としたエネルギーの流れがスムーズではありません(Shutterstock/新唐人テレビ局、大紀元)

(つづく)