唐朝と神が伝えた文化

2007年03月04日 18時06分
 【大紀元日本3月4日】唐代は中国の歴史上、最も偉大な王朝で、領土もそれまでのどの王朝よりも広大であった。特に貞観と開元年間には万国から来朝し、非常に繁栄したことから、「盛世の王朝」と称されている。文化的にも、唐代は中華文化芸術の最高峰にあり、詩人の李白、杜甫、文学者の韓愈、柳宗元、画家の呉道子、閻立本、書道家の顔真卿などの名家を輩出した。また、唐代に現れた印刷術と火薬は中国四大発明に数えられ、唐詩三百首は今なお広く語り継がれている。さらには、唐代の彩陶俑(陶器の人形)は千古の時を経てもなお、そのおっとりとして美しい気風は後世の及ばざる所である。

 
唐代の宮女俑(大紀元)

写真の唐代の宮女俑は、当時の芸術作品の最高水準を表しており、完璧に近い。容貌はふくよかであって艶やかさを失わず、体形は豊満であって均整を失わず、顔立ちは端正でわずかに豊満であり、薄化粧を施し、眉は長くて細く、上品かつ柔和である。唇には赤い紅をつけ、婉曲的に感動を与え、宮女俑の古典的なロマンの息吹を添えている。衣装のひだも自然に流れるように表されており、舞い姿に美しさを添えている。このように、作者は唐代の宮女のやさしさと美しさを生き生きと表現している。まさに唐代の詩人劉希夷が『春女行』で、「細腰が名月をもてあそび、長い袖が春風に舞う」と描き、李白が『陽春歌』で、「皇后飛燕が軽やかに舞い、紫宮夫人が絶世の歌を歌う」と描いたが如くである。大唐の繁栄がその花のような容貌に表れており、歳月が流れてもなお輝きが衰えない。この自信に満ちた、おっとりとしていて美しい風貌は唐代の宮女独特のものであり、とても上品で、偉大なる時代の風格を表している。

 唐代が中華文化の最高峰に達し、後世が及び得なかったのは、唐代の文化が佛家と道家の思想の影響を大きく受けていたからであろう。詩仙李白は自らを「謫仙(人間界へ降りた仙人)」と称し、画聖呉道子は佛、道の人物を描くのを得意とした。文学者王維は佛教の修行をする居士であり、薬王孫思邈も道門に出家した。つまり、唐代は半神文化の時代であり、唐代の文化は神が伝えた文化だったのである。唐代は、天子から臣民まで、みな天を敬い、天命を知り、神と佛を敬い、道徳を重んじ、善を行い、道をきわめて、精神を涵養し、天と人が一つになった。これこそが神が文化を伝授する手本であった。中国は神州と称されているが、神州の文化は神が世の人々に伝えたものなのである。中国の神が伝えた文化は儒家、釈家、道家の三家の理念からなっており、これらが中華文化の核心となっている。

 新唐人全世界華人新年祝賀祭の中の舞踏『神韻』(原名『神州伝灯』)はまさに、神が文化を伝授する様を表現しており、神の威厳と人々が天を敬い、天命を知り、天下が太平となる様子を再現している。舞踏は前後二部に分かれ、第一部は神が文化を伝える物語を述べている。「灯」は光明を象徴し、「伝」は神からの伝授を表している。佛の国の法王が天から降りてきて、神が天上の光明を、神が造った大地に与える。これは、中華の伝統文化は神から伝授されたものであり、それは人類が返本帰真するための準備であるということが示されている。第二部は神から文化を伝授された後の唐代の人々が天を敬い、天命を知り、穏やかで太平な光景を表現しており、太平鼓をたたいて太平かつ安楽を求める様子を表している。太平鼓は唐代に現れ、祭祀や幸福を祈る歌舞の中で用いられた。その後は、大晦日や元宵節のとき、人々は太平鼓をたたき、歌い踊るようになり、それが伝統的な歌舞形式となった。

 
『神韻』(『神州伝灯』)(新唐人全世界華人新年祝賀祭より、大紀元)

『神州伝灯』の音楽には敦煌の風格が使われている。敦煌の音楽の風格は唐代の音楽のそれに最も近いと考えられている。中国古代の音楽も神から伝えられたものであった。古人は音楽を創作し演奏するとき、神に対する敬慕を表すために、沐浴して衣を替え、香を焚くことを重んじた。音楽は唐代で頂点に達し、それまでの王朝より更に系統的で、規模も大きくなり、さらに輝きを増した。『神州伝灯』の音楽は天の威厳と古人が天を敬い、天命を知っていることを示すために、軽やかで淡く上品な旋律に音調の変化を加え、調式を替えるなどの手法を用いて、神秘感を表し、その上で特徴のある太鼓の拍子を用いた。

 この作品は人々の神に対する敬仰を呼び起こし、神州の子孫たちに神から伝えられた文化の神髄を忘れないように、さらには祖先、神州及び神州文化を造った神を忘れないように促している。

 正に、「天地はひろく、宇宙は深く、神が一念で乾坤を造った。天地はひろく、雲と水が分けられ、神州の大地が混沌から出る。輝かしい文明は天から来た。礼儀、音楽、文化、韻味。徳を重んじ、善を行い、聖賢を敬い、浩瀚なる山河には忠実な魂がある。道をきわめ、精神を涵養し、天命を知る。四海に灯を伝え、ひろく音楽を奏でる。」(玄同作曲『神州伝灯』)

(正見ネットから転載)


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