【大紀元日本7月31日】中国広東省広州市は28日、「平和で安全な五輪」を実現するため、10万人を動員して市内を巡回警ら、市につながる幹線道路では外国人の一斉検問が行われている。
広州紙「羊晩報」によると、28日午前、広州天河の警察当局は1000人を動員、石牌、棠下、車陂などの地区で、旅行代理店および宿泊提供しているマッサージパーラーなどをしらみつぶしにあたり、個人ごとの登記を一斉重点的に検査、出入の人員や時間ごとの記録を比較対照している。
広州市公安当局と市の総合防犯協会は、10万人の警察補助勢力を組織した。組織の人員は、腕に「オリンピック安保」の赤腕章をつけ、警笛を携行し、警察当局に協力している。
警察当局は「わが街を守ろう」というスローガンの下、広州の幹線道路や大きな出入り口に終日24時間体制の検問所を設け、立哨を置いて通行を制御して警邏に勤め、大きな出入り口13箇所では治安監視体制を充実させ刻々と全市の治安動態を掌握、人員、車両、物品の移動に検問の目を光らせている。
これ以外にも警察当局は、「三非」(不法入国、不法滞在、不法就労)の外国人の行動についても検査し、「三非」および「三無」(住所不定、無収入、無職)を発見し、携帯するパスポートを所持していない、住所登録のない外国人に対しては法に照らして罰する。
広州は重点的な業務と組織的な防犯に対して、民警を派遣して安保の専任として監視の職責を履行させている。それは、銃器、爆発物、有害物質などと多岐に亘っている。
警察当局は、「平和で安全な五輪」キャンペーン中、8月に開催されるオリンピック科学大会などの大きなイベント活動では、会場を取り締まって安全を確保したいとしている。
広州は地下鉄に出入する人員の携帯物品についても検査を強化し、旅客と出入する人員が携帯燃料の爆発物や毒物を持ち込んだりしないよう取り締まっている。
これ以外にも、広州の警察当局は主要な幹線道路や鉄道、珠江の遊覧船、地下鉄でもパトロールを強化し、市の繁華街など人が密集する地区では、武装した警察官が巡回している。
警察はまた、五輪開催期間中の刑事犯罪には厳罰で臨むとしており、犯罪に関する情報には報奨金を出し、「五輪に関する違法」の情報提供者にも多額の報酬を出すとしてる。
広州市がこうした大規模な治安活動を展開し始めた背景には、ここ数月で国内においてテロの犯行声明が相次ぎ、それらが現在でも捜査中であり、昆明のバス爆破事件ともあいまって国内の治安に不安感が拡がっていることが挙げられる。
経済発展の目覚しい広州ではマッサージパーラーやカラオケ店で性産業に従事して潜伏する脱北女性の例も報告されており、これらの外国人一斉取締りによって、多数が検挙され強制北送される惨劇が繰り返されることが懸念される。そうした場合、一度は小康化した北朝鮮問題が日米などの海外を中心に再燃することも充分にありうるだろう。
(翻訳・青嵐)
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