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不良物件競売疑惑、高等裁判所局長ら逮捕=中国広東省

 【大紀元日本9月1日】中国最大の不良債権物件と言われる、広東省広州市の中誠広場の競売疑惑で、莫大な利益を手に入れた広東省高等裁判所執行局の楊賢才局長に、河北省検察院がこのほど逮捕状を出した。競売疑惑の法律事務を担当していた同省の著名弁護士・陳卓倫氏はすでに7月21日に中央紀律委員会に連行されていた。

 2005年、中誠広場は不良建築物件になって数年が経ってから、最高人民裁判所の決定によって、北京某企業が約142億2千万円で競り落としたのち、広東省石油企業集団公司(以下、省石油集団)に転売した。情報筋によると、省石油集団が支払った金額は142億円より遥かに高値の約200億円の可能性が高く、その差額は約61億円だという。

 「南方都市報」によると、陳卓倫氏は2002年頃からすでに約1億5千万円の年間収入があり、広州法曹界において法律業務によって億万長者になった最初の人物だという。陳氏はかつて、司法庁模範的な幹部、広東省司法行政システム回復20周年模範的な人物、2005年中華全国弁護士「全国優秀弁護士」の称号を与えられ、広州市弁護士トップ10に選ばれた。さらに2008年広州市司法局党委が授与した「広州市司法局優秀共産党員」を受けたばかりだ。

 陳氏を知る司法関係者によると、陳氏の姿を見たのは7月20日が最後だという。また、広州市律管処、弁護士協会関係者の間では陳氏が「連行」されたことは知っているが、政府側の正式な書類はまだ受け取っていないという。

 内情の知る者によると、広州中級裁判所が中誠広場競売案件の処理を行った当時、楊賢才氏は高等裁判所執行局局長であり、陳卓倫氏は中誠広場競売案件の法律事務を担当していたという。中誠広場の競売・転売による巨額の利益および問題が浮上してから、今年6月に疑惑が発覚し、楊氏とその友人である陳氏も連行された。現在、2人は共に河北省の某県にて取調べを受けているという。

 
(翻訳/編集・余靜)


 (08/09/01 08:46)  





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