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焼身抗議のチベット僧に警官が発砲=四川省

 【大紀元日本3月1日】中国四川省アバ州のあるチベット僧が格尓登寺で焼身自殺による抗議を行い警官に拳銃で撃たれたとチベット組織が伝えた。

 BBCによると、米国ニューヨークにあるフリーチベット学生組織は、この焼身自殺発生時、中国当局はおよそ千人の僧侶が格尓登寺で宗教活動を行う事を阻止しようと企てていたという声明を発表している。

 多くの僧侶たちが年長僧侶による制止の下、各自の部屋に解散していった時、ある20代の若い僧侶が突然寺から出て行った。そして市場へ向かう交差点に着いた時、突然自作のチベット旗とチベット精神指導者ダライラマの絵を取り出し抗議を始めたうえ、自分の身体に火をつけたという。

 目撃者の話では、警察はこの焼身抗議の僧侶に向かって3発発砲。少なくともそのうち1発は命中した。この後、警察は僧侶を車に乗せ去って行き、現在生死は不明であるとのことだ。

 フリーチベット学生組織スポークスマンは、これは90年代以来はじめてのチベット人による焼身自殺事件であり、非常に珍しいことだと話している。

 また、スポークスマンは、「この若いチベット人僧侶は焼身自殺という方法で抗議するまで追い詰められた。このことは中国当局のチベットにおける弾圧活動がチベット人を行き詰まりまで追い詰めている事を明らかにしているだろう」と話した。

 格尓登寺では昨年、僧侶によるデモ抗議活動が行われている。08年3月16日、同寺院の一部僧侶がチベット旗を手に街頭で抗議活動を行った。フリーチベット学生組織はこの抗議活動が当局により弾圧された際に一部の僧侶が射殺され、一部は失踪、或いは当局に監禁されたと伝えている。

 しかし中国政府側は格尓登寺の約300人の僧侶がこの日、寺院を出てこの暴力事件に参与したとしている。

 格尓登寺は四川省アバ県(アムド)の北西に位置し、面積はおよそ1・8平方キロメートル。130年以上の歴史を持ち、アバ州最大規模のゲルグ派寺院である。現在寺院には少なくとも千人以上の僧侶が生活しているという。

 
(翻訳・坂本)


 (09/03/01 10:48)  





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