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クリントン元米大統領である夫の外交面での活躍によって、最近出番のないヒラリー・クリントン米国務長官(合成写真、Getty Images)

「国務長官は私だ」=夫の政策を聞かれ、ヒラリー・クリントンが立腹

 【大紀元日本8月14日】アフリカ7カ国訪問中のヒラリー・クリントン米国務長官は、10日にコンゴ民主共和国首都キンシャサでの記者会見で、夫であるビル・クリントン元米大統領の外交政策を聞かれたとたん、質問を出した地元の大学生に怒りを噴出、「国務長官は私の夫ではなく、私だ」と立腹した。

 11日間も掛けてアフリカ7カ国を訪問するヒラリー・クリントン氏にとっては、今回の旅は注目を浴びるチャンスである。しかし先週、夫のビル・クリントン氏が北朝鮮から拘束された2人の米女性記者を無事連れ戻した活躍ぶりが、メディアの注目を奪ったのだ。10日のコンゴでの記者会見で、ヒラリー長官は、地元の大学生から通訳を通じて、「中国のアフリカでの影響力が強まっていることについて、ミスタークリントンはどう見ているのか」と質問された。

 「私に夫の考え方を教えて欲しいのですか?」とヒラリー長官が立腹した。「国務長官は私です。私の考えを聞きたいなら、教えますが。私は夫のメッセンジャーではありません」と自分の怒りを隠せず答えた。

 一方、米ABC放送局の報道によると、その大学生は後、同長官に、オバマ米大統領の考え方を聞きたかったと質問の内容を改めて伝えた。これに対する長官の反応は示されなかった。

 同長官は6月に肘の怪我で一時表に顔を出さなかった。7月に復帰し重要な政治政策を発表したが、テレビの報道はオバマ大統領の経済形勢演説に集中した。さらに、オバマ大統領が就任後頻繁に海外へ訪問したため国務長官としての面目の施しようがなかった。ヒラリー長官にとって、今回のアフリカの旅は、やっと自分の手腕を見せる舞台になったのだが、北朝鮮から拘束された2人の米女性記者を連れて帰った夫のクリントン元米大統領にまたもそのチャンスを奪われてしまった形となった。「まるで米政府には2つの外交政策チームがあり、両方の責任者の名前が共にクリントンという者であるようだ」と、ABCの報道が皮肉った。

(翻訳編集・余靜)

 (09/08/14 01:18)  





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