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ネットでの追悼活動を呼びかけるページ(ネット写真)

新疆「7・5事件」から100日 漢族がキャンドル追悼活動

 【大紀元日本10月15日】新疆ウイグル自治区で「7・5抗議事件」が発生してからすでに100日が経過した。100日目にあたる12日、新疆在住の一部の漢民族が市内で死者を追悼する式典を計画したが、当局に察知され実現できなかったという。そのため、ネットサイトでのキャンドル追悼活動を行われた。当局が事件の真相を隠蔽していると非難する声は根強く、民間では自発的に死亡者リストの収集を始めているという。

 ネット情報によると、事件発生後の100日目に際して、ウルムチ市内の広場で夜12時に死者をキャンドル追悼する活動が計画されていたが、事前に当局に知られたため破綻した。発起人の一人の大学生は2度にわたり当局の取り調べを受けた。市内の一部の大学ではキャンドルの販売も一時禁止となった。また、追悼活動への参加を防ぐためか、同日夜8時から、ウイグル人学生を臨時招集する大学も出たという。

 今回ネット上でキャンドル追悼活動を行った、自らを「新疆人」と称する彼らは、ウイグル人ではなく新疆で生まれ育った漢民族の子弟。これらの新疆人たちはネットで意見交換するプラットフォームを立ち上げ、新疆ウイグル自治区で暴力事件が再三発生する原因を探っている。「7・5大規模抗議事件」の発生は、民族政策、貧富格差、人権問題など、中国が抱える様々な社会問題が凝縮されて表面化したもので、当局の政策上の重大な誤りに関連するという見方が強い。

 「事件後、当局は繰り返し、民族政策の偉大さと成功を讃え続けており、誤った政策を反省しようとしない姿勢そのものが、民衆の強い不満を招いている」とも指摘している。

 
ネット上で公開されたキャンドル追悼の写真(ネット写真)

中国当局の機関紙が、事件の死者は197人、負傷者は約1700人と報じたことについて、現地の人々は受け入れていないもよう。民間では死亡者情報を収集する活動が密かに始まっているという。

 現地の情報筋によると、ウルムチ市内では警察と民間パトロール隊が至るところで監視しており、死亡者の遺族もその対象である。死亡者の情報を調査しようとする人たちは、遺族との接触を試みるが、発見されたら連行されてしまう。

 最近では、民間がネットで集めた28人の死亡者リストが初めて公表された。ほとんどが漢民族である。参加者は、リストの収集に協力するよう呼びかけている。

(記者・駱亜、翻訳編集・叶子)


 (09/10/15 07:43)  





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