パラキシレン工場建設に数万人が抗議 武装警察出動で死傷者多数か=広東省茂名

2014年04月01日 15時38分
【大紀元日本4月1日】広東省茂名市で30~31日、毒性の高いパラキシレン(PX)を生産するプロジェクトに抗議するデモが行われた。デモには数万人の市民が参加したが、武装警察に阻止され、乱闘となった。学生を含む多くの死傷者が出たもよう。

 茂名市には中国石油大手・中国石油化工集団の支社があり、同社が地元政府と連携してパラキシレンを生産するプロジェクトを新たに立ち上げようとした。新工場は市街地から7キロしか離れていないことから、環境汚染による健康被害を恐れる市民らが抗議デモを行った。

 大紀元の取材によると、30日のデモでは、千人にのぼる武装警察がデモ隊の行進を阻止し、警棒などで市民に殴りかかり退去させた。「約80人が重傷、約200人が軽傷、2人がその場で死亡、2人が病院に搬送された後に死亡した」と市民の楊さんは証言した。

 抗議デモについて翌31日、同市テレビ局は、デモ参加者を「暴徒」と呼び、事件には死傷者はいないと報じた。この報道に抗議して、同日午前、100人以上の市民がテレビ局の前に集まった。

 さらにこの日の午後、1万人以上の市民が市政府ビル前で座り込みを行い、工場建設の前に民意を問うべきだと主張した。抗議に対し、当局は大量の武装警察を派遣し、催涙弾や警棒で集まった市民を追い払い、多くの負傷者が出た。軍用車両や戦車も出動し、当局がデモの沈静化を急いだ。
 負傷者と救急隊員 (ネット写真)


 デモ鎮圧に軍用車両が出動 (ネット写真)



 デモの様子や負傷者の画像が数多くミニブログ(微博)に投稿されているが、間もなく削除されている。

 過去数年にわたり、 パラキシレン工場の建設をめぐって、中国全土で大規模な抗議デモが繰り返された。寧波市とアモイ市では、抗議活動によって工場建設が中止されたが、大連市や昆明市などでは依然、建設が進められている。

(翻訳編集・王君宜)


 

 

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