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6月27日、HSBCインベストメンツはインド株式市場への投資判断を「買い」に変更した。写真は5月、株価モニターを眺める証券ブローカー(2006年 ロイター/Punit Paranjpe)

インド株式市場への投資判断を「買い」に変更=HSBC

 HSBCインベストメンツ(シンガポール)リミテッドのディレクターでインド株式チーフ・インベストメント・オフィサーのサンジブ・デュガル氏は、4月に投資判断を売りとしていたインド株式の投資判断を買いに変更した。株式市場は大幅に調整し割安感が出るなか、経済成長は依然として強く、市場の混乱要因だった裁定取引残高もまずまずの水準となった今、投資する絶好のチャンスだと指摘した。

 また、振れの大きいインド市場への投資では、少なくとも3年程度の投資期間をみるべきだ、としている。

 HSBC投信が開いたインドセミナーで述べたもの。

 デュガル氏によると、インド経済は予想を上回る記録的なGDP成長率や工業生産成長率を示してきており、企業収益の成長シナリオも変わらない投資環境下で、今回の大幅な調整を経験したインドの株式市場は、魅力的な水準にきている、と説明。

 株価収益率(PER)でみても、03年5月以降、上昇傾向にあった市場平均PERは、今回の下げで急低下している。過大評価され過ぎているとして投資を引き揚げた海外勢や、投資を控えていた外国勢の資金が、6月に入り再び戻り始めているという。

 また、今回の急落をきっかけに、これからのインド株式市場では、流動性の低い中型株よりも、流動性の高い大型株選好の相場になるだろうとみている。デュガル氏は、注目のセクターについて、経済成長に係わるセクターで、資本材や建設など。人口構成テーマ関連で自動車関連、素材などを上げた。

 デュガル氏が運用する「HSBCインドオープン」<5131104B.J>は26日現在で純資産残高1031億1600万円、基準価額1万7490円になっている。



[ロイター27日=東京]

 (06/06/27 22:37)