欧州委員会のマンデルソン委員(通商担当)は、米国が貿易障壁などの問題をめぐり中国を提訴したことについて、世界の貿易障壁を取り除くための試みの一環として、欧州連合(EU)もこの提訴に加わるか、もしくは独自に提訴する可能性があると表明した。
欧州企業は、急成長を遂げているの国の市場障壁に対するEUの取り組みが、米国と比べて不十分だと批判している。
米政府は最近、中国による知的財産権侵害や国内産業に対する助成金の問題をめぐり、中国を世界貿易機関(WTO)に提訴した。
同委員は記者会見で「知的財産権やその他の問題をめぐるEUと中国との対話がより大きな変化をもたらさない限り、欧州の忍耐は限界を超える可能性がある」と指摘した。
また、EUが中国をWTOに提訴する可能性について、「提訴、もしくは(米国の提訴に)加わる可能性は除外しない。われわれの見解では、中国は十分な責任を果たしていない」と答えた。
さらに、中国の知的財産権保護の動きについて、やや進展が見られるものの、依然として不十分でばらつきがあると指摘。また、中国の貿易障壁の影響で、EUの企業は推定で年間200億ユーロの損害を被っていると述べた。
[ブリュッセル 18日 ロイター]
(07/04/19 13:01)
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