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貿易自由化後の貿易障害=アフリカ

 【大紀元日本9月20日】国連貿易発展会議の報告の中で、アフリカが行なってきたこの20年間の貿易自由化は、すでに以前の制限貿易による多くの障害の除去に成功しているが、その発展は予想していたほど速くはないことが明らかになった。

 この報告によるとアフリカの貿易自由化は輸出量をわずかに増加させただけだが、これらの輸出は長い間低かった他の発展地区の輸出量が増加していることも指摘している。

 国連貿易発展会議エコノミストで当該報告の執筆者チャールズ・ゴア氏は、2006年の世界農産品貿易中、アフリカが占めるシェアは3・2%でこれは1985年よりもさらに低い数値であると話している。また、アフリカの1985年の農産品輸出量は世界総量の中で5・4%であった。

 「この報告の角度からすると、さらに驚くべきことにアフリカの農産品輸出はほとんど多様化していない。高価格の農産品輸出の多様化はコートジボアール、エチオピア、ガーナ、ケニア、ウガンダ、ザンビアといったいくつかの国でしか成功していない。さらに製造業の輸出にもほとんど何の多様化も見られない」。

 同氏はアフリカ経済の多様化はさらに力強い安定を確保できるが、このような状況は現れていないと指摘し、製造業がさらに高い利潤と高い生活水準を得られると述べている。

 *日増しに悪化する貿易バランス

 ゴア氏は、各国政府は数十年来の農業に対する相対的な軽視を含めて、必ず有効な措置を取って憂慮されている発展の勢いを転換させる必要がある。当面の商品価格上昇の情勢下に於いて、このことがアフリカ国家の発展を阻害していると話した。

 「貿易自由化後、アフリカの輸入はGNP中の比重において輸出よりもずっと増加している。このため、貿易バランスが日に日に悪化している。全体的に言えば、最近急上昇している商品価格が実質的な価値を覆い隠してはいるものの、アフリカの輸出状況は適度である」

 報告では、アフリカが食糧危機に直面しているその主な原因は過去25年来推進してきた農業軽視の発展政策であると指摘しており、国連エコノミストも一部の要因がアフリカ農業の発展を阻害していると指摘している。

 主な制約は農業インフラの未整備、産品市場の非効率、貸付不足、痩せた土壌、労働力市場の不景気などがあり、労働の性別による分業及び女性の土地取得方面で受ける制約なども問題であるという。

 報告では、先進国家のアフリカの輸出状況方面に対する支援、特に貿易を通じての援助計画が重要な作用を発揮するものと述べられている。

 
(翻訳・坂本)


 (08/09/20 09:19)  





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