THE EPOCH TIMES
一帯一路

北海道の開発含む 中国「氷上のシルクロード」東京ですでに説明会

2018年02月15日 10時00分

1月26日に中国国務院が発表した同国初となる北極圏政策「中国北極政策」には、北極海の海運権の掌握を狙う野心的な計画が明らかになった。同政策の発表は、ユーラシア大陸を陸路と海路でぐるりと繋ぐ中国主導の経済圏構想「一帯一路」に、北極圏にも広がる第三のルートである北極海航路「氷上のシルクロード」の本格的な開発が始まることを意味する。

中国北極政策には、ヨーロッパとアジアを結ぶ航路「氷上のシルクロード」の開拓、北極における石油・天然ガスなどの天然資源の掘削、漁業資源の利用、北極エリアの観光や新興産業の開発を記し、「利益関係にある諸国と共同で持続可能な経済開発を促進する」と同時に、「自国利益追求のために」北極資源を利用すると記されている。

すでに中国当局は北極海路にあたり、日本を含む海路周辺国の企業にインフラ建設や商用利用を呼び掛けている。同ルートでは津軽海峡を通過し、北海道の釧路や苫小牧も一部に含まれる。

世界60カ国、世界人口の6割に影響を及ぼすと言われる、習近平氏肝いり政策である一帯一路。2017年10月の中国共産党大会にも、共産党の最高規則である党規約改正案にも、この巨大構想の推進が盛り込まれた。

あわせて読みたい:中国共産党、「一帯一路」の規約挿入に驚きの声

米ニューズウィーク2017年1月の解説記事によると、中国の目的は、短期・中期的にはルート上の国々でのインフラ建設や通信の契約、機械・装置の提供。長期的にはそれらの国々に繋いだ貿易関係で中国製品を輸出することを狙う。一部の専門家は、該当国にチャイナマネーを大量に浸透させ、現地政府を中国政府に傾向させる戦略だと警鐘を鳴らす。

東京で「氷上のシルクロード」説明会

中国官製メディアによると、東京で2月9日、中国の大手海運企業が開いた「氷上のシルクロード」に関する商業説明会には、在日中国系企業を含む日本法人の代表ら110人あまりが参加した。

関連キーワード

関連特集

^