中国:脱党ブームに怯え、全国一斉捜査と審問

2005年05月23日 22時11分
 [大紀元日本5月23日] 大紀元時報による一連の社説「共産党についての九つの論評」(以下:『九評』)が、去年の12月に発表されて以来、中国共産党を離脱する動きが、瞬時に広がっていった。大紀元時報のホームページ上で「脱・中国共産党」の意思を表明した人は、5月21日の時点で既に170万人を超え、その大半は中国大陸の人々が占めている。中国国内では、多くの民主運動家が、この運動への支持および支援の立場を明らかにしている。

 一方、脱党ブームに怯える中国共産党の怒りは、頂点に達している。すでに全国規模の一斉捜査と審問活動を展開しているが、国際社会の反感を避けるために、それは極秘に行われている。大紀元記者は8日と9日、中国国内にいる、脱党ブームを応援した民主運動家らを取材し、彼ら全員が共産党当局による圧力を受けていたことが明らかとなった。

 民主運動家の許万平氏は4月30日、重慶市公安局による家宅捜査を受けた。パソコン、書類、資料、手紙、銀行通帳、現金などが押収された後、極秘に逮捕され、家族は彼の行方を知らされないままである。 同じく北京在住の胡佳氏は4月28日、警察当局よって極秘に拘束され、六日間にわたり残酷な拷問を受けた。現在、彼は極度に衰弱し、自宅に軟禁されている。

 民主運動家に対する迫害の手段は、逮捕、家宅捜査、審問、恐喝、尾行、誘拐、拘束、拷問、勤務先や家族への圧力、インターネットの監視、盗聴などである。また、拷問の際には、大紀元時報との関わりを自白するよう強要される、という共通点があった。

 4月17日、民主運動家である趙_xin_氏は大紀元時報の取材を受け、次のように語った。「『九評』は、今まで闇とされていた、中国共産党による残酷な殺人の歴史と詐欺宣伝を、暴き出すことで、数多くの真相を国民に伝えようとしている。中国人の正義感と道徳を喚起するために、非常に重要な役割を果たしている。それと共に、中国全土において、『脱・中国共産党』という波が、瞬く間に広がっており、社会文明の前進に巨大な力を注ぎ込んでいる。このまま行けば、中国共産党による独裁政治は崩壊し、中国共産党という邪教が、地球上から消え去るということが、必ずや実現されるであろう」

 大紀元ネットの編集責任者・黄万青氏は、次のように語った。「今回の中国共産党による大規模な秘密逮捕劇は、明らかに、『九評』の発行と脱・共産党ブームを、けん制するための行動である。これからも私たちは、中国共産党による人権侵害と言論の自由の抹殺という実情を各国政府やマスコミ、人権組織、国際社会に訴え続けていく所存である。大紀元情報網は設立した当初から、中国共産党の封殺の対象となり、草創期における十数名の記者たちは、いまだに中国刑務所に監禁されている。 

 私の弟も、中国警察により秘密裏に逮捕され、行方不明となって二年が過ぎている。大紀元のコラム作家である張林、鄭貽春らも、人身の自由が奪われている。中国国内にいる民主運動家のおかれた悲惨な境遇を、国際社会に暴露していくことは、我々の責務でもある。米国の調査機関は、中国共産党が『九評』に対して最も厳重にネット封鎖をしていることを知っている。」

(大紀元記者・辛菲)
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