米豪会談:前・米副国務長官、中国問題に言及

2005年08月29日 18時00分
 【大紀元日本8月29日】シドニーで米豪会談に出席した前・米副国務長官リチャード・アーミテイジ氏は、中国の躍進は米豪関係にとって最も重要な問題であると言及した。豪外相アレグサンダー・ダウナー氏、米国務長官補佐ポーラ・ドブリアンスキー氏らが会談に出席した。

 専門家らは、米豪トップ会談はキャンベラ及びワシントンの間で最も影響力のある会議で、太平洋両岸の政界、財界及びメディア関係の中心人物らも関心を寄せ、注目を寄せているという。

 アーミテイジ氏は、オーストラリアABC放送局ニュース番組のインタビューに対して、中国の躍進は19世紀のドイツ及び20世紀の米国の躍進と同様に重要だとし、世界を脅かすテロリズムに対処しながら、アフガニスタンやイラン問題を解決し、同時にいかに中国を世界の舞台に引きつけ、受け入れるかに対しても尽力しなければならないと話した。

 アーミテイジ氏は、台湾海峡で仮に戦争が起きても米豪関係は崩れないとしている。台湾は価値ある民主政治を行っており、オーストラリア、米国及びその他の関連諸国が正しい行動を取れば、武力による解決には陥らないと主張した。

 また、豪紙「シドニーモーニングヘラルド」のインタビューに対して、アーミテイジ氏は、先月のアセアン(ASEAN)会議に出席しなかった現ライス国務長官を批判し、それは正に中国が望むことであると指摘。また、インド及び中国の躍進が相次ぎ、世界の重心がアジアへと転じつつある中で、米豪が戦略パートナー関係を保持することの重要性を今回の会談で訴えた。

 アーミテイジ氏は、米国のアジア地域における姿勢及び行動を批判し、米国は中国による強烈な競争に対する対処は十分ではないとした。さらに、アーミテイジ氏は、中国で行われている大規模な軍備拡大について、中国の軍事力は台湾に向けることもできるが、同時に日本に向けることも可能であると指摘した。

 今回のトップ会談に出席した前クリントン大統領の国務顧問ブルース・リード氏は、対談は控えめな談話方式で進行しているとしたが、米豪の自由貿易協定などの重要な議題は全て取り上げられ討論されるべきだと強調した。

 リード氏は、ABC放送局のインタビューに対して、米豪両国は反テロ政策において同盟国であり、共に高齢化社会へ進む国でもあり、これからは同じような問題に共に直面するとし、双方が押し寄せてくる上昇中の中国経済による脅威の恐ろしい影に直面すると分析した。

 豪財務長官ピーター・コステロ氏は、トップ会談の晩餐会でオーストラリアの左翼思想を持つ学校教師らの反米デモを批判し、反米感情はオーストラリアにとって非常に危険であると指摘。反米感情は容易に反西側諸国へと感情移入をするからであり、テロリストにはよく見られると分析した。さらに、テロリストは米国人であろうと、英国人あるいはオーストラリア人であろうと、西側諸国であれば誰に対しても攻撃するのだと述べた。

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