兵庫・芦屋:パネルディスカッション、憲法9条で日本を守れるか

2006年05月14日 21時41分
 【大紀元日本5月14日】憲法9条に対するパネルディスカッションが13日、兵庫県芦屋市のルナ・ホールで開かれた。この討論会は芦屋「九条の会」一周年記念として行われた。

 ディスカッションに参加したパネリストは、憲法9条を擁護する護憲派の大谷昭宏氏と土井たか子氏、憲法9条を変えるべきだとする改憲派の中西輝政氏と徳永信一氏。

 弁護士・徳永氏は憲法による侵略の放棄と平和の守りを強調する一方で、非武装平和主義は一見して美しい理想主義に過ぎず、朝鮮戦争の発生によりすでに終焉を迎えていると語り、日米安保条約による米軍が日本の安全を守ることなど国防のあり方という国家の原点から21世紀にあわせて見直すべきであると語った。また、国民の安全と平和を守ることについて今の憲法は確かに役割を果たしたが、北朝鮮の拉致と先軍政策(軍がすべてにおいて先立つ)、中国の人権侵害と軍備増強による米軍の守るよりも独立するほうが確かであると話した。

 

京都大学教授・中西輝政氏は自民党の新憲法草案には限定的で曖昧さが少なくなったと話した。自衛隊の地位は憲法で明確に決められた方が望ましいという世論調査は多数であると語った。

 前衆議会議員・土井たか子氏は憲法を守りながら日本平和60年が世界に大きく貢献、日本の憲法は世界で唯一、交戦権も認めないものであると語った。自民党の新憲法草案の2項では自衛隊が自衛軍になり、軍隊は戦争するのが目的であるから憲法9条の本質と矛盾していると話した。

 

ジャーナリスト・大谷昭宏氏は子供たちにどのような社会を残すのかが大切だと語り、憲法9条の改正は、戦争する国になるかならないかのことである。やはり憲法9条を守りながら平和の60年を経て来たのはよかったと話した。

 このディスカッションは戦後60年間の日本の平和と憲法9条の評価、アジアの平和と憲法9条、アメリカの世界戦略と憲法9条などいくつかの論点について議論を展開した。

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