イングランド銀行(英中銀)は3日の金融政策委員会で、予想外の0.25%ポイント利上げを決めた。利上げは2年ぶり。インフレが当面、中銀の目標を上回ると懸念されることを利上げの理由とした。
エコノミストの間では、今回の利上げが連続利上げの始まりでなく単発的なもの、との見方が大勢となっているが、利上げを受けた金融市場では債券相場が下落、ポンドは対ドルで上昇した。
3日の金融政策委員会については、据え置き予想が過半数を占めていた。
英中銀は、経済成長率が長期トレンドを上回り、インフレはすでに中銀の目標を0.5%ポイント上回る水準で推移していることから、昨年8月に実施した0.25%ポイントの利下げから政策転換を図る時期が来たと考えたようだ。
中銀は声明で「過去2─3カ月の間に経済活動のペースが加速した。家計消費は、クリスマス後の落ち込みから回復したようだ」、「消費者物価指数(CPI)は、6月に前年比2.5%上昇となった。中銀の目標である2.0%を上回る状態が当分続くと予想される。所得や利益の伸びが穏やかで、利益率も抑えられているにも関わらず、エネルギー価格が上昇し、インフレ圧力を高めている」などと指摘した。
イングランド銀行は、8月9日に最新のインフレ、GDP予想を盛り込んだ四半期インフレ報告を発表する。
BNPパリバのエコノミスト、アラン・クラーク氏は「金融政策委員会は、市場がきょうの動きを連続利上げの始まりと受け止めないかと懸念している可能性が大きい。したがって、われわれは、来週のインフレ報告がきょうの利上げが単発なものだという観測を管理するために利用されるとみている」と述べた。
(ロイター8月3日=ロンドン)
(06/08/04 07:44)
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