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IAEA、イランめぐる米下院委員会報告に誤りあると抗議書簡

 国際原子力機関(IAEA)が米国に対し、イランの核関連活動に関する米下院情報特別委員会の報告に「いい加減な」表現があるとして、抗議書簡を送付していたことが分かった。

 29ページにわたるこの書簡はロイターが入手したもので、IAEAのエルバラダイ事務局長側近から同委員会のホークストラ委員長に送られた。

 書簡は、8月23日付で作成された同委の報告にはイランの活動に関するIAEAの調査結果を非常に歪めている箇所があると指摘。

 書簡によると、報告の誤った記述には、イランの核燃料プログラムは一連のIAEA報告や米政府の独自調査による判断よりはるかに進んだ段階にあることが示唆されている。

 同委員会のスポークスマンは、イラン国内のナタンツ施設の写真説明にイランが兵器レベルの核物質をすでに生産したとの誤った記述があることを認めたが、それは報告本文ではないと釈明。

 そのうえで「大きなことは何もない。(IAEAは)写真のキャプションについて不満を表しており、ほかのことについて、われわれは同意していない。報告に誤りはない」と反論した。

 [ロイター14日=ウィーン]

 (06/09/15 13:04)  





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